はしごは外された

思わず吹き出してしまった。

1月19日付けの産経ニュース、『阿比留瑠衣の極言御免』である。産経らしく朝鮮日報の記事の引用から始まっている。

曰く、「李明博前大統領による竹島上陸、朴槿恵による慰安婦問題と日韓関係の混同、次期大統領候補らの日韓合意破棄の主張。これらが安倍首相を利している」とのコラムである。

確かに主張は当たっていて、韓国人が地団駄を踏んで(作られた)歴史問題に憤慨すればするほど、日本国民による安倍政権の支持率は高まりを見せている。

金大中・廬武鉉両政権がかつて北に対して執った「太陽政策」が北の攻撃性をやわらげたように、北風政策に転換した南の動向を見て北は核開発を加速させた。と同時に韓国はリッパート米大使を切り付け安倍首相の顔写真を燃やした。そのことから、オバマも安倍も韓国と距離を置くようになったために朴は世界各国で韓国の正当性を叫んで回らなくてはならなくなった。韓国が吹かせる冷たい北風は、北朝鮮だけではなく日米にも吹き付けた。その結果として韓国自身が凍えることにつながって行った。

私が吹き出したのはそのような自明の理のことではない。釜山の慰安婦像問題で駐韓大使と総領事を帰国させた安倍政権に対して、「性急な対抗措置に走るのは冷静さを欠いている」と批判したのが朝日新聞だった。しかし逆に朝日の世論調査では内閣支持率が4ポイント上がったとされ、安倍首相の「戦後70年談話」でも朝日は「出すべきではなかった」としながらも自社の世論調査では「談話を評価する」との声が上回った。巷間では『「朝日が反対するのだから正解だ」との冗談とも本気だともとれる言い回しが流通している』という一文である。阿比留氏が朝日という鼻○ソを指先で丸めて飛ばしている図柄なのだ。

「雨降って地かたまる」とは昔から言われていることだが、韓国国民が地団駄を踏んでくれることが安倍政権を強固にしているように、朝日新聞やサンデー・モーニングらが政権批判をすればするほど結果は逆の効果を見せている。

しかし考えてみると、朝鮮日報のコラムは無責任すぎるのではなかろうか。今までさんざん韓国国民を反日に煽り立てて来たのが自分たちだったということへの自覚はないのだろうか。

李明博と朴槿恵と次期候補たちが悪いと一方的に攻撃しても、それらを陰で支えていたのが韓国メディアであったことは紛れのない事実なのである。したがって日本の安倍政権が強くなれたのは朝鮮日報の功績でもあったということになる。有り難い話ではないか。(朝鮮日報を縮めて「朝日」と読む向きもある、毎日を名乗る韓国の新聞もあるくらいだ)

阿比留氏は続ける。『韓国同様、朝日新聞が反対してくれるので安倍政権が強くなるのかもしれない。そして近年、その傾向はますます明確化しているのではないか。韓国や朝日の情緒的・感情的な反発に、国民の方が辟易しているからだろう』と。

その後『極言御免』は朝日新聞OBである二人の人物による対談集「こんな朝日新聞に誰がした?」(ワック)の記事を取り上げて、現在の朝日新聞の「立憲主義」があまりにも疑念に満ちたものであるとの批判に矛先を転じているが、前半の韓国報道の方が面白かった。朝日が狂ってしまっていることは今さら指摘されるまでもないことだからだ。

韓国人がサッカー場などで「歴史を知らない民族」と日本攻撃を繰り返せば繰り返すほど、「本当に韓国人は歴史を知らされていないんだな」と世界がため息をついている。韓国の役人までが「日本から申し出があったなら、スワップ再開協議もしないではない」などと口走っているから、救いようはないし、間に合わない。この野犬に「お手」を覚えさせることは不可能だろう。懐けば美味しいエサももらえるのに。凍り付いた池に落ちよう落ちようとばかりしている。



「歴史は繰り返す」という言葉があるが、これは一方で当たっているようでもう一方では当たっていない。

何故ならば歴史という「川」は常に流れているのだから同じところをグルグル回るわけではない。

「韓国が戦後最悪の状態になっている」というのも、北朝鮮が核開発に成功しミサイル開発が順調だからである。「むかし通った道」というわけではない。

それと同様に「前代未聞」のことが勃発する危険性(可能性?)が高まっているということを、世界は自覚すべき時代に入っているのかも知れない。トランプ新大統領が何と言うだろう。

就任式は日本時間の21日午前2時である。



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