日韓合意の行方

2015年12月の『日韓合意』を無効化して10億円を返すという声が韓国を支配しようとしている。この10億円と慰安婦像の移動はセットになっていたことから、ソウルに続いて釜山にまで追加されたことによって「合意違反」と判断した日本政府がスワップ協議の「中断」を決定した。誤解のないように強調するが、これはあくまでも「中断」であって「終了」ではない。いつでも協議を「再開」する余裕は残してある。つまり日本による韓国への手綱(たづな)は弛めてあるわけだ。

このデリケートな部分を韓国マスコミならびに韓国国民は理解していない。

前国連事務総長だった猿が「10億円は返すべきだ」と発言したのは、大統領選出馬を前にして親族の不動産不正取引が暴かれたことによる民意へのすり寄りに過ぎないから、あまり相手にしてはいけない。

日本が手綱を故意に弛めているのは「日本からの圧力に原因がある」と韓国が言い出さないための高度な作戦だ。「圧力なんか誰がかけた?」と言うためにわざと弛めてある。

そして、韓国が10億円を返して『合意』を破棄した場合、安倍政権は次の手を用意している。河野談話を破棄して、『日韓基本条約』に戻ることだ。すなわち「完全かつ最終的に」という段階に戻ることになる。

だから『合意』にせよ『基本条約』にせよ、すでに韓国の退路は絶たれていることになるのであって「この勝負、決着はついています」ということに他ならない。

アメリカをはじめとする世界各国がすでにそのことを理解している。オーストラリアの慰安婦像が拒否されたことがソレを物語っている。

教育や興味が浸透していない欧米人ひとりひとりは「日韓問題」のことは深く知っているわけではない。しかし政府が知らないかというとそんなことはない。史上最低の国連事務総長だと呼ばれた猿のことを知らない政府はひとつもないから、韓国人の本質が何なのかを世界は思い知った。2002年のFIFAワールドカップで審判を買収した韓国は世界中の鼻つまみになり、北朝鮮は核開発で世界を敵に回した。つまり南北朝鮮は世界から嫌われている。

そして2015年の『合意』は「はじめてのお使い」的な岸田と韓国のイタチが外相会談後におこなわれた共同記者発表で表明されたものであって、それは政府間の『合意』だった。つまりイタチは当事者として、立場上「破棄」に進むことができない。

岸田はかつて「明治日本の産業革命遺産」への登録に向けた作業においてイタチから騙された過去がある。外交力だけを取り上げれば、明らかに日本の外務省は「子供のおつかい」レベルでしかなく、これをして韓国は「日本、恐るるに足らず」といった勘違いを与えてしまっていた。

岸田はまた、ロシアのラブロフ外相からも子供扱いされて騙されている。安倍政権の兵隊は麻生さんと菅さん以外は、ほとんど仕事ができていない。韓国が日本を舐めてかかっても不思議はないのだが、安倍総理の罠に簡単にはまってしまった。

『日韓合意』が破棄されることで1965年の『日韓基本条約』に立ち戻ることが可能になる。条約を締結したのは佐藤栄作、つまり安倍晋三の伯父である。

この条約に戻ることは、実はもう一つの意味があって、仮に南北朝鮮の統一が成った場合でも「すでに賠償は終わっている」と主張できるという点で、北朝鮮からの請求を却下することもできるわけだ。

韓国の国情が不安定化すればするほど、日本は北からの「戦後賠償」を意識しなければならなくなっている。そのための布石として『日韓合意』を韓国の側から破棄してくれることは「渡りに舟」なのだ。

国連の猿だった男にはそこまで読む能力がない。

「完全かつ最終的に」と条約を結んだ首相の甥が、今度は立ち向かっている。そういう構図になっていることを世界は理解しているが、国内メディアが報じないから日本人は気付いていない。

2015年の『日韓合意』から1965年の『日韓基本条約』に引き戻すためには「河野談話」という邪魔なハードルがある。

日本共産党が1月15日から第27回共産党大会を熱海で開いた。その来賓に「民進党」「自由党」「社民党」「沖縄の風」の各代表が出席した。これは日本共産党結党以来初めての出来事だった。

このことは北朝鮮の優勢を意味していて、党大会にノコノコと顔を出した小沢などはかつて習近平を天皇陛下に会せた男だ。何を企んでいるかは誰にでも読める。

もし安倍政権が「河野談話」を「破棄」しようとすれば、こいつらが激しく抵抗することになる。『日韓基本条約』への逆流を止める唯一の「クルマ止め」だからだ。「完全かつ最終的に」とやられては困る連中だ。下手をすれば日本国内にうごめく中核派などの過激派が暴力闘争を再び起こすかも知れない。夏季五輪を控えている政府は対応に追われることになる。しかし安倍晋三は一族の誇りがかかっている。そう簡単には引き下がるまい。

民進党の代表代行が安住、自由党の共同代表が小沢、社民党の党首が吉田、これらが共産党大会に顔を出し次期衆議院選挙への野党共闘をアピールしたことはロイターが報じている。

世界は「ステージが代わる」と認識しているが、当の日本人がぽかんとしてるのでは話にならない。






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