「釜山」の理由

慰安婦少女像の建設を進めたのは主に挺対協でありその団体の本質が北朝鮮の意図によるものであることは韓国国内でも公然の事実になっていて、それは世界が認識していることでもある。

金大中が南北会談をおこない太陽政策を実施した。北朝鮮への経済協力を軸にした安全保障全般の緊張緩和政策のことを太陽政策と呼んだが、これは1998年2月に着任した金大中と、廬武鉉が去った2008年2月まで続けられた。

在韓米軍の装甲車が女子中学生2名を轢き殺したことによって韓国国内に反米の嵐が巻き起こったが、それもまたこの太陽政策の期間中の出来事だった。

つまり南北融和の雰囲気が醸成できている環境下で、在韓米軍によるありがちな事故をことさらに煽り立てたのも北の工作なのであって、戦時作戦統制権を韓国によこせと言ったのも2004年の廬武鉉だった。その後李明博が「返す時期を遅らせてくれ」とアメリカに頼み込んで、それに続く朴槿恵も「もっと延長を」とすがりついた。つまり金大中~廬武鉉政権時の太陽政策とは真逆の「北風政策」をやったが為に南北の緊張が高まり、その結果として在韓米軍に出て行かれては困る状況に置かれた格好になっている。

廬武鉉が大統領選挙に立候補した際に、釜山地区の選対本部長を務めたのが文在寅(ムン・ジェイン)だった。この男、朴正熙(パク・チョンヒ)による軍事政権に反対した民主化運動に係った人物であり、逮捕収監された経歴を持つ。廬武鉉政権が誕生すると大統領秘書室長などを歴任し2012年12月の大統領選挙ではセヌリ党から立候補した朴槿恵の対立候補として民主統合党から出馬した。結果はご承知の通り朴槿恵が当選している。

話は前後するが、朴槿恵が大統領に就任したのちの2014年10月、アメリカへ対して「戦時作戦統制権の返還時期をさらに遅らせてほしい」と願い出たことに対して、野党である新政治民主連合の文在寅が韓国国会でかみついた。「韓民求(ハン・ミング)国防長官に対し、戦作権の無期限延期は軍事主権を放棄したものだ」として「恥ずかしくないのか」と罵ったわけだ。つまりいつまでもズルズルと在韓米軍を置かずとも、早く追い出してしまえと言うわけだ。日本にもこんな主張をするのがいるぞ。

文が廬武鉉政権時に大統領秘書室長を務めていた当時に、国連で北朝鮮の人権問題を決議する案件があったが、このとき文は北朝鮮に事前に問い合わせた上で議決を棄権していたことがのちに明らかとなった。

産経新聞の野口裕之も文が北朝鮮の内通者だと断じている。

文はまた2016年7月に竹島へ上陸して「東海のわが領土」などと書き込んだ。つまり日韓関係が悪化することが北の利益だということに他ならない。当然昨年暮れの釜山市における少女像の設置が不許可になったり許可になったりしたことも文の反日工作が関係していることであり、本業である弁護士としての活動拠点が釜山だからなのである。

「韓国民主党」と「新政治連合」が統合しただの、その後に分裂して「共に民主党」が出来ただのといったことはどうでも良いこととして省略するが、次期大統領選挙への出馬を宣言している点は見逃せない。

2012年の大統領選挙では51.6%の得票率だった朴槿恵に対して、文は48%にまで迫っていた。この男を強力に支持しているのが韓国南西部に位置する「全羅北道」「光州」「全羅南道」「済州」と「ソウル特別市」である。何か思い出しませんか。はい、昨年暮れの「朴槿恵退陣要求デモ」の参加者たちの出身地である。トラクターまで集まったからね。




「光州事件」とか聞いただけならあるという日本人は少なくないと思うけれど、この韓国南西部、すなわち旧百済地区ってのは旧新羅(南東部)から苛め尽くされた「恨み」の歴史が染みこんだ地域であって、全羅道あたりはものの見事に文支持で固まっている。

私が思うに北朝鮮はその「恨み」をうまく利用している節がある。これまでしつこく日米韓の軍事同盟にひびを入れてやろうと必死になって来て、ここへ来てミサイルや原爆などがあるていど目途がつくようになった。つまり北朝鮮はかつての貧しい弱小国家ではなく、世界が初めて見るような軍事大国になろうとしている。そこで一気に「北風政権」を倒してしまおうという「仕上げ段階」に入っているのであって、その旗頭が文というわけだ。

だから日本は朴やイタチばかりに目を奪われていてはいけない。文の背後に核ミサイルを持った国が控えていることをゆめゆめ忘れてはならない。少女の像がどのような意味を持っているかを正しく認識すべき頃合いに来ている。

韓国はすでに救いようのない漂流者となってしまったのだから、あまり注目しても意味はない。マレーシア航空のように、誰もが忘れた頃に残骸が出て来るかも知れない。

ひとつだけ動かしようのない事実がある。南の首都のソウルがあまりにも境界線に近いということと、人口が集まり過ぎているという点だ。これは、大きな一撃でかなりの戦果が得られるということを示している。

韓国の安全保障よりも直接日本と関係するのは、文であり北であることを再確認しておきたい。釜山から打ち上げたミサイルが博多を狙うかも知れない。防衛予算は今のままで良いだろうか。





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