おはようニッポン

たぶん10年くらい前だったかなー。あの頃の「右翼」と言えば、やたらボリュームいっぱいのスピーカーで軍歌とか流してさ、黒い大型バスみたいなのに金網とか張ってさ、戦闘装甲車みたくして、やたら目つきが悪いヤンキーとかが乗っていた。

そして日章旗とか旭日旗とかはためかせて、あたかも皇室を尊ぶことが乱暴者のすることだとでも言いたげに、我が物顔で道路をノロノロ走ってた。

あの連中、どこへ行ったのだろう。

今では国旗を揚げることはごく当たり前なことになっていて、「右翼」ではなくても普通に愛国者が増えている。専門家ぶって言うならば「中道右派」ということになるのだそうだが、要するに「真ん中よりちょっと右」ってほどの意味だ。

「極左」がいるならば「極右」がいてもおかしくないのだが、社会の雰囲気としてナショナリズムが増えて来ると「右派」はそれほど目立たなくなって来た。

紺色の戦闘服を着て黒塗りのバスに乗らなくても、普通に玄関先に日の丸を揚げる家庭が増えて来ると、右派って特別なものじゃなくなって来た。それはここ10年くらいの間の出来事。

浮かれ気分で政権を与えた民主党が国の在り方をメチャクチャにしてくれて、体当たり漁船の船長を帰しちゃった。たぶんあれが契機だったと思う。国民は「あ、このままじゃマズいぞ」と思うようになった。逆説的に言うならば千石の功績は計り知れない。小泉じゃないけど、民主党を「ぶっ壊して」くれたのだから。

ここから先は私の想像だが、右翼の街宣車に乗って市民を威嚇しながら「天皇陛下ばんざーい」と叫んでいたチンピラどもは、今じゃ旭日に猛反発する「しばき隊」に乗り換えているのではないだろうか。180度の転向だが、もともと彼らにはポリシーなんてなかったのだと考えれば「さもありなん」ってことになるだろう。

背中の彫り物を見せつけて一般市民を威嚇する意味では何も変わらない。転向どころの騒ぎではない。主張だけは違っても、本質部分は何ひとつ変っていない。

だから、ちょっと前までは鼻つまみ者の「右翼」だったけれど、今では「右翼」が立派に市民権を得ていて逆に「左翼」的報道を繰り返すメディアがあぶり出しを食らってる。朝日・毎日は昔から変だったけれど、TBSやフジテレビまでが正体を暴露されている。

子供の玩具にヤジロベーというのがあるが、左右のバランスが取れているからどちらに振れても復元力が働く。しかし、もともと左に傾いたままでバランスがとれていなかった日本は、「当たり前」なことを「当たり前」として引き継いでいなかった。

「愛国心」といい「国歌」といい、それは世界的に「当たり前」なことが、日本だけはそれを許されなかった。公務員として税金から給料をもらって食べている学校の教員までが国歌を歌わないなんて、こんなに狂った国が他にあるだろうか。

そうした「間違った当たり前」が急速に修正されて来たのがこの10年だったのではないかと思う。

民主党政権という覚せい剤は良く効いた。国民はすっかり目が覚めた。韓流ブームという催眠術で眠らされていた時に、気が付いたらダイエーはイオンに化けていた。韓国ビールを売る店に。消費税を5から8にすると言い出したのは野田だったが、経済のことを何も知らないピーマンが財務官僚に手足を取られていただけだ。そのピーマンが今度は国籍不明の腐乱死体の後ろ盾になっているのだから、このことだけでもわかろうというものだ。国民がまだ眠っていると勘違いしているらしい。

忘れてはいけないのは、これら日本人の覚醒を手伝ってくれた人々がいたこと。

サッカー場で「大震災をお祝いします」と書き、猿の真似をする選手が現れ、胸にDHCと大きく書いたサガントスの選手が日本人の頭を踏みつけた。



こうした一連の過激な嫌がらせに助けられて日本人は目覚めた。起きたばかりだからしばらくは眠気を催さない。顔も洗ってすっきりした気持ちで見ていると、「猿まね」が本当の猿になり下がって行くのが見える。

これは日本が右寄りになったわけでも何でもなくて、左に傾き過ぎていたことに気付いただけだ。だから黒塗りの右翼街宣車が見当たらなくなった。



わたし何か特別なことを言ってる? 誰もが「そう言えば」と思うことしか言ってないよね。





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