アメリカの「民主党」と「共和党」

アメリカには二大政党として共和党と民主党があります。
この違い、皆さんご存知ですか?

アメリカにはキリスト教原理主義というものがあって、ダーウィンの進化論や現代科学などを一切否定している団体が約半数近くいるわけです。
そもそもアメリカ大陸へ移民して来た民族とは、ローマ・カトリックから異端視されていたピューリタンの集団であって、言い様によってはゴリゴリの宗教団体だったわけ。
その遺伝子を持つアメリカは、神によってすべてが収まるといった思想を掲げた一派が現れて、それが共和党の元になったわけです。
これがアメリカ版資本主義であって、心のままに自由に商取引をやってもおかしな方向へ経済が向いた時は神がコントロールしてくださる、といった一見無責任な経済観念なわけ。
つまり経済活動は神の御心のままに流れているのだから、人為的な作業を必要としないという考えです。(それで大恐慌を招いたわけでしたが)
人工中絶にしても神の御心に反する行為だとして、キリスト教原理主義(福音派)の立場から否定し続けたわけでした。
(エホバの証人やモルモン教などはまた違った組織ですが)

それに対して反論を唱えたのが民主党です。
経済は国家が積極的に参加するべきであり、人工中絶にしても女性の人権を考えた場合に宗教的理由だけで否定するべきではないという合理主義が勃興したわけです。

分かり易く言うと、「大草原の小さな家」という番組に見られたように古いアメリカの姿には必ず教会でのミサというものがあって敬虔なクリスチャンたちの国であるといったイメージがあったのですが、これらは南部アメリカのことであって激しい人種差別を背景にしていたわけです。
白いエプロンをして、一家正装で馬車に乗り日曜ミサに出かける。しかしその留守宅は黒人の奴隷が働かされている。
これが古き良きアメリカだったわけです。
ところが北部アメリカにおいて、リンカーンが奴隷制度の撤廃を叫ぶとアメリカは南北に分断して南北戦争へと突き進んだ。
ここに現代まで及ぶアメリカの二重構造が産まれたわけでした。
したがって現在のアメリカの民主党と共和党の区別は、基本的には宗教観の違いなんです。
アメリカが宗教で二分しているなどと言ったら誰も信じないような話ですが、イスラムにシーアとスンニがあるように、仏教に大乗と小乗があるように、あるいはキリスト教にカトリックとプロテスタントがあるように彼らにとったら重要な問題なわけです。

しかもキリスト教原理主義というものは、イスラム原理主義に例えれば分かり易いのですが、非常に視野を狭く持っていてしかも強烈な確信に満ちているわけです。
だから学校教育でもダーウィンの進化論などはキリスト教の教えに反するとして拒否するために、そこから先の科学教育が進まなくなってしまいます。
はっきり言ってキリスト教の教義と現代科学は相容れない両極なんです。
アメリカの科学技術は世界最高だといった評価があったとしても、それはキリスト教原理主義者の働きによるものではありません。
アメリカの科学技術のほとんどはユダヤによるものであって、キリスト教徒たちはそれらの恩恵に預かっているだけです。

「神の御心のままに」というスタイルで能動的にならない姿はどこか儒教を信じた朝鮮民族に似ていて、労働は賤しいものだといった価値観があるわけです。
人間が小賢しく働きかけなくても全能の神がすべて良いように運んでくださる、といった考えであれば文明は進歩しないのであって、だからアメリカの基礎科学はユダヤによって成立した。
同じことは朝鮮にも言えて、基礎科学は日本が持ち込んだ。
一緒でしょ?

新日鉄の方向性電磁鋼板にせよ東芝のフラッシュメモリーにせよ、あるいはアップルのスマートホンにせよ朝鮮はパクることはできても追い越すことはできないわけです。
つまりどこまで行っても「追いつくことはできても、追い抜くことはできない」というジレンマに陥るわけ。
だって誰かをカンニングしている生徒がトップの成績を取れるはずがないからです。

それと同じことがアメリカの共和党にも言えて、その背景にはキリスト教原理主義という色濃い背景があるんですね。
ここを押さえておかないとアメリカの政治は見えて来ません。

その原理主義に、意図的に深く食い込んで行ったのが韓国系アメリカ人であり、彼らはためらいなく帰化するために参政権を獲得するわけです。
しかも韓国系であればキリスト教とは距離がない。
そして彼ら韓国系アメリカ人の票と寄付を利権として政界に出て行く政治家は共和党ということになるわけです。
一方の在米日本人人たちはできるだけ子弟を日本へ帰したいと思うばかりに、アメリカ国籍を取ることに躊躇してしまう。
それは有権者になりたがらないという意味になる。
わかりますか? これらの相関関係が。
朝鮮人はためらいなく祖国を捨てるんですが、日本人は祖国への愛情が深いという差です。
しかし在米の日系人たちは、日本国籍であるにも関わらずアメリカを良い国にしようと努め、一方の韓国系アメリカ人らはアメリカ国籍であるにも関わらず祖国が有利になることだけを考えている。キリスト教(原理主義、福音派)を利用して。

アメリカの本質はキリスト教原理主義であることを理解したのは、実は渡米した韓国人たちだったのです。
日系の人々はもともと仏教が多かったために理解のスピードが遅かったのかも知れませんが、何しろ韓国系は日系よりも早くアメリカに同化して行った。
その理由はアメリカの遺伝子にキリスト教原理主義という観念が根深く浸透していたからであって、それは日系よりも韓国系の方が理解し易かったということに他ならないわけです。

次のアメリカ大統領候補に民主党の対抗馬として共和党から誰が出て来るかはわかりませんが、いずれにせよ間違いなく韓国系アメリカ人が応援するはずです。
先の大統領だったWブッシュの弟(フロリダ州知事)が立候補するなどといった噂が流れているようですが、アメリカ史上最低の大統領という評価を受けているWブッシュの弟では戦にならにでしょう。マケインのような「!」という候補でなければ。
先進国で唯一国民健康保険制度がないアメリカでは日本とは比較にならないほど医療費が莫大な額に及んでいて、バラク・オバマ大統領は保険制度を作ろうとしているのですが、健康保険制度は共産主義だとする迷信のような思想で凝り固まっている共和党議員の反対に遭って難航している状態です。
一説によれば現状の制度は民間保険会社と製薬企業が莫大な利権を手放さないためのことだそうで、まさに自由資本主義の害悪の見本のような話です。
考えてもみましょう。クリントン政権の時に積み増していた財務黒字は、ブッシュ政権で巨額の赤字に転落したのです。
どっちが民主党でどっちが共和党でしたか?
バカ・ブッシュにそそのかされた小泉元総理はサマーワへ自衛隊まで送ったではありませんか。オイル利権のおこぼれに預かろうとした乞食外交だったわけ。
あれが「集団的自衛権の行使」ではなくて何だったのですか?

韓国嫌いのテキサス親父などはイタリア系のカトリックなので共和党を応援するはずはないのですが、日本人があまり慣れないそうした宗教の区別というものが外国では重要なポジションを持つという理解も必要なのかも知れません。
小沢一郎などが「アメリカのような二大政党を作って政権交代ができるような選挙制度にしなければならない」などと歯が浮いたようなことを言って小選挙区制度を導入したんですが、アメリカの二大政党とは以上のような宗教観から来ていることであって、八百万(やおよろず)の神々が同居しているような日本にはもともと必要がないシステムだったわけです。


ご機嫌よう



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