日本にもゴミは落ちている

「日本にはゴミが落ちていない」という話題がちょいちょい聞こえて来る。「東京にはゴミ箱がないのにゴミがない」と。

それ丸の内の一角だけのことを言ってるような気がする。

新宿の歌舞伎町に行くと、呼び込みが配る飲み屋のチラシが大量に捨てられているし、渋谷や原宿の裏通りには食べ物の包装紙なんかがあちこちに落ちている。

空き缶や吸い殻こそ見ないものの、「驚異的な清潔さだ」と驚くほどのレベルではない。犬のフンこそ落ちてはいないが、日本がなにか特別な国で、日本人が特別な民族だなどと変に日本人が錯覚するようなことを意図的に流布するのは何がしかの目的があるからのように思えて来る。

ただ、外国人旅行者が出入りするような、空港とかフェリーターミナルなどでは、小さな灰皿にアイスクリームやスナック菓子などの包装容器や食べ残しなどが詰め込まれてあふれている光景をよく見かける。中国人を乗せた大型客船が着くのは博多港と長崎港だが無残なものだ。日本の製品が過剰包装をするせいでもあるのだが、買い物を終えた人々が船に戻って来ると、あたり一面包装容器のゴミの山になる。

少し前までは、高速道路のサービスエリアのゴミ箱に家庭ゴミを持ち込むしつけの悪い日本のご婦人もいるにはいたし、若いお姉ちゃんのクルマが去ったあとにはクルマの灰皿の吸い殻が小山のように路上に捨てられていたりもした。コインランドリーのゴミ箱には、色あせたペット用のマットが捨てられていたりもする。(自宅の洗濯機で洗いたくないからだ)

日本人が何か特別な集団ではないということは確かなことであって、男女共用のトイレなどでは、女性が出たあとは必ずと言って良いほどにペーパータオルが散乱している。

総合病院のロビーのイスの下に、使用済みのおむつが丸めて捨ててあったこともある。必要以上に日本人を買いかぶってはいけない。しつけの悪い者は、老若男女を問わず日本にも少なからずいて、しかも後期高齢者にその傾向が強いように見受けられる。

幼少期や思春期の頃に終戦を迎えた世代だ。なりふり構わぬ行儀の悪さをまき散らしている爺さんは少なくない。

季節的にこれから忘年会シーズンに入るが、靴を脱いで入る居酒屋などではロングブーツを脱ぐ女性が入り口をふさいでいる光景がちょくちょく見られる。あんな店は外国ではあまりないだろうから、外国人が見たら日本女性のイメージも変わって来るのではなかろうか。




別に日本人を批判するつもりはない。先進国と言えどもそのレベルだということであって、ことさらに「日本は美しい」「日本人は立派だ」と言い過ぎるのは良くないと言いたいだけだ。

少しだけ諸外国よりは公徳心があるかも知れないが、そんなに突出したものではないという現実を把握しておきたい。ネットなどでことさらに強調されると、何か企んでいるんじゃないかと天邪鬼の私は訝ってしまう。

パリやニューヨークが汚いように日本も負けていませんから。隅田川で運行されているクルーズ船がけたてる波は、いまだにドブ色に濁ってるからね。

普通なんですよ日本も。音をたててラーメンをすすってどこが悪いのさ。








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