ミケが来た

掃き出し窓の外で鳴き声がするので少し開けてやったら断りもなく入って来た。

じろりと横目でこっちを見るだけで、こたつの中に入って来る。

私は昼間一人でいる間はこたつ布団の下でダウンジャケットをひざ掛けにしているので電源を点ける必要がない。赤外線のヒーターが灯っていない方がネコにも好都合と見えて、布団にもぐるだけでじっとしている。

「1ドルが110円になったとさ、おめさん大丈夫か?」

頭を爪で掻いてやるとゴロゴロ唸ってる。頭をひねって気持ちが良い部分を押しつけて来る。

「コーヒーでも淹れようか?」むっくりと頭を上げた。「本気か?」

ちがう、やっこさんの視線の先には黒柳徹子が映るテレビ画面があった。さま~ずの三村のだみ声に反応したらしい。

「おめさん、こんなのが趣味か?」目を離さない。意外だ。

「だったらこんど、もやもやを観に来いよ」

徹子の部屋が終わると帰るかと思ったら、布団にもぐったまま目を閉じた。こりゃ当分帰る気ないな。

ま、好きにすりゃ良い。おしっこさえしなければ。




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