FC2ブログ

可愛いかくれんぼ

(Wikipedia「山田洋行事件」より引用)

元防衛庁防衛審議官の太田述正は「外国企業からの防衛装備の調達に商社が介在しているのは、“逆マネーロンダリング”目的です。つまり商社で、防衛省が国民から預かった税金というきれいなカネが汚いアングラマネーに変換され、その商社、防衛省、自民党系政治家、そして輸入元の外国企業の間で山分けされるわけです。商社から防衛省へのキックバックは、もっぱら防衛省OBの天下りの受け入れという形で行なわれます。これに比べれば、今話題になっている接待など金額的にはゴミみたいな話なのです」と政界に蔓延った根深い癒着構造を指摘している。

航空幕僚監部装備部長などを歴任した田村秀昭が防衛庁長官や副総理などを務めた自民党の金丸信や山田洋行専務の宮崎元伸が後援会・真一会を作り物心面で支援を受け自民党から出馬し初当選。

民主党の衆議院議員だった東祥三、防衛省の退職高官、幹部自衛官の退職者を顧問として受け入れている(2007年7月に政界を引退した田村秀昭が自身の顧問採用を働きかけていたことが同年11月に判明した)。山田洋行は自衛隊員の親族も常時社員として複数採用しており、今も続く同社と政治・防衛省・自衛隊との密接な関係を窺うことができる。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>

(Wikipedia「守屋武昌」より引用)

守屋(武昌)は防衛局長時代から人事に深く介入し、下部の役職の決裁より先に自分に複数の人事案を見せるよう要求したほか、下部の役職が承認するような人事案件も自身が選定する人事慣行を定着させ、防衛政策だけでなく防衛調達や制服組への人事権を強め、細部まで介入する人事構造を定着させ、それまでの学閥やノンキャリアやキャリアの区別関係なく側近を要職に抜擢する一方で自分と対立した人間を様々な理由をつけて配置転換で左遷させる(香田洋二・増田好平はその好例であった)など庁内で権勢を振るい、「防衛庁(省)の天皇」とまで呼ばれた実力者となった。

(中略)

2007年(平成19年)10月19日、山田洋行の専務・宮﨑元伸との間で、防衛庁航空機課長だった1990年(平成2年)ごろから事務次官として在職中の2005年(平成17年)にかけ、自衛隊員倫理規定に反し、長年接待を受けたことが報道される。さらにその見返りとして防衛装備品の調達等において山田洋行を有利にしていた疑惑も浮上している。

(中略)

2007年(平成19年)11月27日、東京地検特捜部は上記事項により、守屋夫妻を収賄の疑いで逮捕(同日、贈賄側の宮﨑も再逮捕)、2008年(平成20年)1月までに収賄罪と偽証罪(議院証言法違反)で起訴した。

>>>>>>>>>>>>>>>>>

(Wikipedia「額賀福志郎」より引用)

1998年小渕内閣で防衛庁長官に任命され初入閣するが、防衛庁調達実施本部背任事件をめぐって同年10月16日に参議院で額賀に対する問責決議案が可決され(当時自民党は参院で単独過半数を占めていなかったため)、11月に防衛庁長官を辞任に追い込まれた。なお、このスキャンダルをめぐり多くの防衛庁幹部が引責辞任したため、額賀は当時防衛施設庁施設部長だった守屋武昌を、防衛庁長官官房長に抜擢している。

(中略)

2001年1月の省庁再編により、初代経済財政政策担当大臣に就任する。しかしKSD事件をめぐり、KSDから1500万円の献金を受領していたため、2度目の閣僚辞任を余儀なくされる。

(中略)

2005年には第3次小泉改造内閣で再度防衛庁長官に任命される。この間、派内のライバルであった鈴木宗男が汚職で、藤井孝男が郵政民営化法案採決での造反により離党したため、橋本派を引き継いだ津島派で唯一、総裁候補に目される存在になった。ポスト小泉をめぐる2006年自由民主党総裁選挙への出馬にも意欲を見せていたが、久間章生らの反対により立候補を見送った。

2007年、安倍改造内閣で財務大臣に任命される。額賀は経済企画庁長官や経済財政政策担当大臣を務めた経験があるが、財務省にはあまり縁がなかったため、額賀の財務相起用は財務省からもやや意外性をもって受け止められた。しかし、安倍は内閣改造後間もなく突然辞意を表明し、額賀は「私は先頭に立つつもりです」と、安倍の後継総裁を選出する2007年自由民主党総裁選挙への出馬を示唆した。

ところが福田康夫の出馬が伝えられると、津島派の石破茂や船田元は福田を、また鳩山邦夫や久間章生は同じく出馬を表明していた麻生太郎幹事長への支持を表明したため、額賀自身は福田と政策協定を結ぶ形で出馬を断念した。

(引用ここまで)

>>>>>>>>>>>>>>>>>

つまり「山田洋行事件」「守屋武昌」「額賀福志郎」とつながっている流れが浮かび上がる。しかもこの額賀なる人物、自民党総裁のイスを狙っていたと言うのだから日本国民はいかほどにバカにされていたのか。

韓国の司法が日本企業の(いわゆる)未払い賃金に対して賠償命令の判決を出したことに対して、この額賀なる人物は日韓議員連盟の会長という立場で訪韓した。ほとほと役に立たないばかりか、逆に日本にとっての害悪になり下がっている。

山田洋行という民間企業は軍需専門の商社だったが、防衛庁への外国製の武器を納入する過程で庁や政治家らに賄賂や接待を提供していたとして「山田洋行事件」をきっかけに解散している。もちろん久間や小池なども1枚噛んでいたはずの事案ではあるが、何せ総理・総裁を目指そうとしていた額賀が絡む事件だった。

その男が個人賠償訴訟の勝訴を受けて韓国へ飛び、文大統領からナシの礫で追い返された。恥以外の何物でもない。「知らん顔してじっとしてろ」という声が飛び交っている。

朝鮮の歴史を見れば、常に周辺諸国を巻き込む形でしか物事を先に進めないのだから、どうやって外国を巻き込むか、それしか頭にない。友好であれ非友好であれどんな手を使ってでも外国と関わっていなければ生きる術がない。それはマグロやサメが「泳ぎ続けなければ息ができない」ことと通じている。彼ら朝鮮人は周辺国を巻き込む方法を常に考え続けなければ息ができない構造になっている。

しかし、今回の日本はこれまでとは違った。無視しようとかかっている。これは韓国にとって驚天動地の脅威だ。日本だけではなく、アメリカも欧州も中国・ロシアも韓国から離れようとしている。G20サミットに良く表れていた。

だからこの流れに入ると、韓国政府は続かない。韓国経済も悲惨なことになる。排除された軍関係者がクーデターを起こすかも知れないし、苦しめられた韓国国民は軍事政権の再来を支持する可能性が高い。

そんな「チャンス」の時にノコノコとやって来たのが額賀なるマヌケ。そして文からシカトされてしょんぼりと帰国した。あんなのが総理・総裁を目指していたと言うのだから日本人も相当に舐められたものだ。

「日韓トンネル構想」というものは立ち消えになったのではなく、水面下で生き続けている。額賀は日韓議連のボスだから無関係なはずがない。選挙になれば集票マシンになる全国組織だから。知らないとでも思ったら、大間違い。額賀さん二階さん、あんたら尻尾が出ているよ。



さてと、鏡餅でも飾ろうかな。あれ? 喪中なんだけど、鏡餅は良かったのかな。





スポンサーサイト



暮れのご挨拶

年末年始に3時間4時間のスペシャル番組が目白押しだとして「録画予約するから、溜まっている録画を早く見て消しなさい」と言われ、朝からテレビばかりを観ていた。

DVDに移すのも面倒だし。

そこへ甲高い声で「ワン」とひと鳴き。いつものネコがやって来た。

「どうした。年末のあいさつにでも来たか?」

サッシを開けてやると冷気を連れてやって来たいつものネコがホットカーペットの上でゴロゴロと寝転がりころげ回る。

「おめぇはいつも身ぎれいにしてるな。歯ブラシはどこのを使ってる?」

無視された。

「帰る時は合図しな、玄関から出してやる」

孤独のグルメはDVDで残しておこうかな。酒場放浪記は消しても良いや。





奴隷貿易とからゆきさんの違い

ある知人が「ダーツの旅で加津佐町のご老人が出てた」と教えてくれた。録画していた画像データを調べてみたら、「所ジョージ」が言えないおじいさんがココロジョージと言い続け、しまいにはトトロジョージと言っていた場面が確認できた。

加津佐とはまた懐かしい地名だ。島原半島の南端にあって、口之津町と隣接している。県立高校があるのだが、生徒数を確保するために両地区を校区として校名を「口加(こうか)高校」とした。加津佐中学と口之津中学の卒業生はここへ集まって来る。

静かな田舎で人情は穏やかで海も静か。段々畑と海を隔てているのは1本の国道だけ。信号もめったにない。現在でこそほのぼのとした土地柄なのだが、郷土史的にはかなりの悲劇の舞台になった土地。



種子島に鉄砲が伝来したのは天文12年8月25日(1543年9月23日)ポルトガル船による偶然の漂着だった。ヨーロッパではマルコポーロによる「東方見聞録」で黄金の国ジパングが東アジアのどこかにあることは知られていたが、まだだれも場所を知らなかった。

中国の宋の時代に発明された火薬を使って火器が生まれ、その強力な武器はオスマンを経て欧州へと広がっていた。つまり火器はユーラシア大陸で第一波となる発達を遂げていたが、大航海時代に入ったスペイン・ポルトガルなどがより先進的な武器に仕上げていた。つまり原始的な火器で大陸アジアが周辺海域の小国を抑えていたものが、ポルトガルなどによって最新型に改良されて大陸ではなく海洋アジアへと直接もたらされた。これによってアジア諸国の武力バランスが変化して大陸アジア、海洋アジアそれぞれがヨーロッパ各国の植民地にされていった。

だから種子島に鉄砲をもたらした船に明の儒学者が乗船していたというのも、すでにヨーロッパ諸国がアジアを植民地化しつくそうとしていた時代だった。これが16世紀。

だいたいヨーロッパ人が植民地を作る場合、地元の人間を奴隷として売買することと、現地の特産物や地下資源などを略奪すること、奴隷としてとらえた労働力を農作業に投じて得られる利益を本国へ送る、そうした目的があった。だから「黄金の国ジパング」を見つけたポルトガルは収奪の対象としてしか日本を見ていなかった。産物を奪い地下資源を奪い住民を奴隷にして売り飛ばす。それが彼らの目的だった。

1543年にはじめてポルトガルが日本と接触してから、急速に日本人を奴隷とする大規模な貿易が始まった。日本人の奴隷たちはヨーロッパに流れ着いた最初の日本人であると考えられており、1555年の教会の記録によれば、ポルトガル人は多数の日本人の奴隷の少女を買い取り性的な目的でポルトガルに連れ帰っていた。日本人の女性奴隷は、日本で交易を行うポルトガル船で働くヨーロッパ人水夫だけでなく、黒人水夫に対しても、妾として売られていた、とポルトガル人イエズス会士ルイス・セルケイラが1598年に書かれた文書で述べている。日本人の奴隷はポルトガル人によってマカオに連れて行かれ、そこでポルトガル人の奴隷となるだけでなく、一部の者はポルトガル人が所有していたマレー人やアフリカ人の奴隷とさせられた。ポルトガル人が所有していたアフリカ人の下で奴隷にさせられたのが日本人だったというわけ。こんな歴史、学校で習った人いる?

『フロイス日本史』によると、島津氏の豊後侵攻により捕虜にされた領民の一部が肥後に売られ、そこで更に海外に転売されたという。豊臣秀吉は自国の民が九州において大規模に奴隷として売買されていることを大変不快に感じ、1587年7月24日にイエズス会の副管区長のガスパール・コエリョに手紙を書き、ポルトガル人、タイ人、カンボジア人に日本人を買い付けて奴隷にすることを中止するよう命じた。また、インドにまで流れ着いた日本人を連れ戻すよう言い渡した。秀吉はポルトガル人とイエズス会をこの奴隷交易について非難し、結果としてキリスト教への強制改宗が禁止された。

ポルトガルへの輸送の途上では、奴隷たちは縛られ、手錠・南京錠および首輪によってお互いにつなぎ合わされた。ポルトガル人の所有者らは、奴隷たちが死なない限り、奴隷を鞭で打ったり、鎖で縛り付けたり、高温に熱した蝋や脂肪を奴隷の皮膚に注ぎかけたり、好き放題のやり方で奴隷に罰を加えた。ポルトガル人は奴隷が自分の財産であることを示すために人間用の焼き印も用いていた。



島原半島の南端に位置する口之津港はポルトガルと日本が接触した16世紀後半から事実上の「南蛮船渡来の港」として栄えた。上記したように「薩摩(鹿児島)の島津氏による豊後(大分)侵攻によって捕虜にされた領民の一部が肥後(熊本)に売られ、そこで更に海外に転売された」と記したが、その肥後の天草の対岸が島原の口之津だった。だから奴隷の海外に向けての積み出し港だったわけだ。それにカトリックとかイエズス会とかが深く関わっている。

豊臣秀吉が奴隷貿易をやめろと迫りキリシタン禁教令を出したのも、「黄金の国ジパング」を見つけたポルトガルの大喜びに水をかける狙いだったことが読めて来る。

その「キリシタン弾圧」とは日本人を護る目的だったのであり、それは徳川幕府の時代になっても継続された。さぁ、肥後、キリシタン、と来れば何かを思い出さないか。そう天草四郎だ。彼が天草や島原でキリシタンを広める活動を続け、禁教令を続ける幕府へ反抗するために農民一揆を扇動した。「藩主の年貢の取り立てに農民が反発した」という見方が定説になっているが、ポルトガル(イエズス会)がやった大規模な奴隷貿易に比べれば赤ちゃんのようなものだ。

今年長崎は「潜伏キリシタンの建築群」を世界遺産に登録したとして大喜びしているが、この歴史の解釈は「キリシタンは虐げられた人々であって幕府の政策が間違いだった」という固定概念の上になりたっている。しかし、「間違った歴史教育」が次々と指摘され始めている昨今、この歴史解釈もメスを入れられるべき時が来ている。「本当に禁教令は間違いだったのか」「イエズス会は被害者だったのか」。見方によったら被害者と加害者がそっくり入れ替わるということは、日韓問題とも重なって見えて来るから興味深い。



明治時代になって黒いダイヤと呼ばれた石炭の積み出し港として発展していた口之津港は、今度はイエズス会ではなく貧しい親から「口減らし」のために身売りされた少女たちの積み出し港になった。(このことはノンフィクション作家・山崎朋子氏の「サンダカン八番娼館・底辺女性史序章」に詳細に書かれている。また栗原小巻主演で映画化もされた。)
なぜ明治期の日本人が貧しかったかというと、ブラジル移民の引き金にもなったように、日露戦争の戦後賠償から帝政ロシアが革命によって倒れ、ソビエトがネコババしたためだ。だから戦争に勝ったものの、日本は莫大な戦費を取り戻すことができなかった。

口減らしのために親から売られた女性たち「からゆきさん」のことは多くの人が知っているが、イエズス会によって奴隷貿易に乗せられた史実のことを知る人は少ない。

また「からゆきさん」の一部は帰国することができたが、奴隷で海外へ売られた人々のほとんどは帰国することなく果てている。歴史に埋もれる理由もその辺にあるのかも知れない。

口之津には「口之津歴史資料館」という施設があって、明治期の(親から売られた)「からゆきさん」の紹介コーナーがあるが、口之津からクルマで20分ほどの場所には島原の乱を教える「有馬キリシタン遺産記念館」もある。しかしイエズス会による奴隷貿易を伝える施設はどこにもない。

「歴史を忘れた民族に未来はない」のだとさ。ありゃー、どげんしよう。


(※一部Wikipedia引用)




韓国の新国防白書

韓国の国防白書は政府の国防政策を内外に知らせるために、1988年から2000年まで毎年発行されていた。ところが国防長官南北会談を北朝鮮がボイコットしたことから2004年まで停止していた。その後2004年からは2年に1度、偶数年に発刊されており、次回は来年1月に「2018国防白書」として発刊される予定になっている。

北朝鮮軍を敵とみなす表現はキム・ヨンサム政権時の1995年版から始まった。北朝鮮を「主敵」ととらえた表現はキム・デジュン政権時の98年、99年、00年まで続き、ノ・ムヒョン政権での2004年版で「直接的軍事脅威」と北朝鮮を規定し2006年版には「深刻な脅威」に変わった。イ・ミョンバク時の2008年には「直接的かつ深刻な脅威」との表現が用いられたが、2010年の哨戒艦「天安」撃沈事件と延坪島砲撃事件などが相次いだ2010年には「敵」という表現が復活し、「北朝鮮軍は我々の敵」という文面が用いられた。

しかしムン政権になってから初めて発行される国防白書から「北朝鮮は我々の敵」という文句が削除されることになったと国防部が伝えた。代わりに採用される表現は次のようになっている。「大韓民国の領土と国民の生命・財産を脅かすすべての勢力は敵」。

この変更は来年初頭に予定されている米朝ならびに南北首脳の会談を考慮したものと一般的には受け取られている。しかし北朝鮮を名指しで「敵」とするのをやめ、「領土と国民の財産を脅かす」対象はすべて敵とする表現は、名指しこそしないものの明らかに日本やアメリカを「敵対国のジャンルに入れる」ということになって来る。これは日米ばかりではなく韓国国民にとってかなり危険な変更になることを韓国メディアはもっと報じなければならない。

国防白書は青瓦台の大統領府が発行している訳ではなく、あくまでも国防部が主体なのだが、ムン大統領が就任してから自分の息のかかった人材に次々と入れ替えている。国防部だけではなく警察も検察も裁判所も何もかも。こうしてムン色に塗り直された政府は「王様の足を舐める」家来で固められることになって周囲はイエスマンだけになる。実質的な独裁政府であって正しい意見は封殺される。この封殺は韓国では今に始まったことではないが、それだけ素地が出来上がっていたということでもある。

そして、歴代政権が絶対に手を触れなかった分野にムン大統領は全身で飛び込んでしまった。「北朝鮮を敵視してはいけない」「我らの敵は別にいる」とのメッセージを内外に示した格好になっており、「パンドラの箱を開けた」とされる所以なのだ。

1948年8月15日に地上初めて誕生した「歳若き韓国」の歴代大統領は例外なく北朝鮮を「主要敵国」としていた。ところがムン・ジェインという変わり種が登場して、短いながらも積み上げていた韓国の歴史をひっくり返した。

このムン・ジェイン、釜山広域市の西部にある巨済島(コジェとう)で1953年1月24日に生まれている。朝鮮戦争の休戦協定が結ばれる半年前のことだ。釜山まで逃走していた初代大統領の李承晩がマッカーサー率いる連合軍によって仁川上陸作戦を得て、首都ソウルへ帰還できたのが1950年の9月29日。それから連合軍が北朝鮮軍を深追いして北上し中国の義勇軍を呼び込んで血で血を洗う戦いになった。つまりその後の釜山界隈には戦闘はなかったということであって、その頃にジェインは生まれている。

朝鮮半島の南部である現在の韓国ではなく、主要な戦闘地域が北朝鮮領内に移動した1950年、咸鏡南道咸興市の興南区域(現在の北朝鮮の東北部にして日本海側)から戦闘を逃れて脱出した娘連れの夫婦がいた。1950年12月のことだった。アメリカの貨物船「メレディス・ヴィクトリー号」に乗り込んだ夫婦は両親(ジェインの祖父母)を北に残したままだった。

朝鮮半島の東側沿岸を通った貨物船は釜山に到着し、夫は巨済島の捕虜収容所で労働者として働き、妻は卵売りの行商で生活を支えた。休戦前だったがすでに釜山には戦闘はなく穏やかな生活だったに違いない。しかし文一家は実質的な「脱北者」だったのでロクな資産もなく赤貧を極める。父親は様々な行商を手掛けたがことごとく失敗し、母親が救援物資の横流しや練炭配達などで家計を支える。そうした環境のもとでジェインは生まれ育った。だから彼のルーツは北朝鮮にあったのであり、戦後の財閥の豊かな暮らしなどとは無縁の育ち方をしている。軍事政権への批判活動に没頭し、民主化要求のデモに参加する左翼思想はこうして醸成された。朴槿恵を徹底的に憎んだ理由がわかろうというものだ。育った環境も豊かさも何もかも逆なのである。

文政権の経済音痴はここから来ている。経済社会の底辺だけを見て育った彼には、経営学の知識がなく、労働者の賃金と労働争議の権利さえ強めてやれば国が発展すると、そう単純に思い込みそれなりの知人で周囲を固めてしまった。財閥の力を利用して国際的なバランスを取ろうとした李明博政権や朴槿恵政権の意味が何もわかっていない素人大統領が「北は敵ではない」と言い出した。韓国が立国して以来初めての出来事だ。まだだれ一人経験したことがない未来が目の前に迫っている。

国連の事務総長を務めた朝鮮猿がいたが、彼もまた自分の息がかかった者だけで周囲を固めた。その結果が「パリ協定からのアメリカの離脱」につながり、日本のIWC(国際捕鯨委員会)からの離脱など、世界が次々にバラバラになってゆく原因を作った。

M-1グランプリだ紅白だと浮かれていると置いて行かれるよ日本人。




あっちフラフラ、こっちフラフラ

12月13日付けのレコード・チャイナに変な記事が出ていた。

12月12日に、靖国神社の門近くで紙に火をつけて現行犯逮捕された中国籍の郭紹傑容疑者についての記事。それを日本のメディアではなくレコチャが扱ったらこうなるという参考事例。

この郭紹傑容疑者「南京事件」について抗議活動をしていると報じられ、南京事件から81年になるということで中国のネット上では「愛国者だ」と好評価されていた。

ところがウェイボーなどで郭紹傑容疑者の背景を調べてみると、(尖閣諸島の中国領有権を主張する香港の団体)保釣行動委員会のメンバーであると同時に(香港の民主派政党)工党のメンバーでもあることが明らかになった。2014年のオキュパイ・セントラル(占領中環)運動に加わり、(同運動の発起人の1人で香港の大手メディアグループ)壱伝媒の黎智英(ジミー・ライ)氏の個人ボディガードと見なされている。

すると中国のネット界はてのひらを返したように郭紹傑容疑者を国賊呼ばわりして「保釣組織は広義の民主派、反共・反内地」「保釣組織は香港独立派と同類」「やつらは(中国国旗の)五星紅旗を燃やしたこともあるそうじゃないか」「中日関係の悪化はこいつらが引き起こした」「中日関係が暖かさを取り戻すと、飛び出してきて破壊しようとする」などと罵詈雑言を浴びせた。

いかにも中国のネット民は(韓国もそうだが)自分たちの利益に叶うかどうかだけが問題なのであって、そこに理性は存在しない。

さらに「中日関係が暖かさを取り戻す」というコメントは何を根拠にしているのか。安倍首相が訪中して日中通貨スワップ協定を結んだからなのか。もし「暖かさを取り戻す」と本気で考えているのなら、尖閣諸島の船はあれは何だと言うのか。

ウェイボーだか何だか知らないが、豚に真珠でしかあるまい。それより、早くウイグルをどうにかしないと米軍が撤退したシリアのISは息を吹き返してウイグルになだれ込んで来るぞ。いや冗談ではなく。

「日中関係の悪化はこいつらが引き起こした」ってお前、「日本人は皆殺し」って横断幕をアウディの店舗に張ったじゃないか。もう忘れたのかよ。病院へ行った方が良いよ。それとも「再教育施設」かな。




七面鳥と南京事件

アメリカ人のケントなにがしが「日本人はクリスマスにチキンを食べる」と言ってせせら笑っていた。そこで七面鳥を食べる習慣とクリスマスの関係について調べてみた。

七面鳥は北米大陸に自生していた動物で、原住民によって家畜化されていた。すなわち本来キリスト教との関係は何もない。

クリスマスとは「クリス(キリスト)」「マス(ミサ)」に由来していて、別名を「降誕祭」とも呼ぶ宗教行事のことでミサが主体であり、家族で食事をすることは副産物的な要素しかない。

新大陸に渡ったイギリスからの移民はマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したが、到着した1620年の冬は記録的な大寒波に見舞われて大勢の死者を出した。翌年、近隣に居住していた原住民のワンパノアグ族からトウモロコシなどの作物栽培を指導されて生き延びた。1621年の秋の収穫は豊作だったことからワンパノアグ族を招待して食事会を開いた。これが感謝祭の起源とされていて、アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日に指定されて祝日になっている。

この「感謝祭」と「降誕祭」の食事会において七面鳥を料理する習慣が根付いたのだが、降誕祭すなわちクリスマスとは「キリストの誕生日」という意味ではない。「救世主の生誕を喜ぶミサ」という意味であってキリストの誕生日は不明だ。

古代ローマではキリスト教の前にミトラ教という宗教があり、太陽を崇拝していた。昼間の時間がもっとも短くなるのが冬至であって、それを境にしてまた日照時間が長くなってゆく。古代ローマの人々は「太陽が復活する日」として祝った。この習慣がキリスト教と合わさって12月25日を降誕祭の日にした。だからミサを執り行うことが主眼であって、誕生日でもなければ七面鳥があったわけでもない。



ケントなにがしと言えば今年、カトリック教会のセックススキャンダル、特に児童性的虐待が表面化したことを受けて「カトリックは莫大な賠償を迫られた場合、バチカンそのものが崩壊する恐れさえもある」と言って興奮したかのような喜ばしい態度を見せていた。だから「あれ? この人、キリスト教じゃなかったっけ?」と思わされたが、実は来日した理由がモルモン教の布教のためだった。モルモン教とはキリスト教の中では異端とされていて、だからカトリックのスキャンダルは彼にとっては愉快な出来事だったのである。

ローマカトリック教会はここ数十年、全世界で問題になっている「聖職者による性的虐待」で揺れ続けた。アメリカ・ペンシルヴェニア州のカトリック教会では、虐待をおこなっていた聖職者は300人にのぼり、その管轄区域は周辺6地域にまたがっていた。大陪審の調査によれば過去70年で最低でも何千人という子供たちや修道女らが犠牲になっていた。カトリック教会によるこの種の事件は数十年・数百年もの間付きまとっていた案件だったにも関わらず、バチカンは何の対策もとらないばかりか逆に被害者に対して「口を閉ざすように」と指導して来た可能性があるという。中世の魔女狩りにしても性的暴行と無縁ではない。

だから異端視されて来たケントなにがしが喜ぶわけなのだ。



キリスト教の宣教師と言えば日本人にとって忘れてはならない歴史的事実がある。南京大虐殺の目撃証言というものだ。日本軍による大量虐殺と強姦などの証言がキリスト教宣教師によって東京裁判で公開され、結果としてA級戦犯の有罪と死刑が決定した。しかし実際には彼らは大量の犠牲者を目撃したわけではなく、一人の死者と一件の強姦を見ただけだった。彼らはなぜ虚偽の証言をしたのか。

南北戦争が終結した後のアメリカから、4億人の人口と近代化が遅れている中国への(キリスト教の)布教は夢の開拓地に映っていた。日本がまだ明治時代だった頃のこと。アメリカ国内ではキリスト教系の大学や病院を中国に建設するための募金が集められていた。しかし一向に中国人にキリスト教は広がって行かない。日本が明治時代から大正・昭和と変わってゆく中で、宣教師らも子供を育て、中国生まれの宣教師の代になっていた。

ところが一向に布教が進まないことから「いいかげん中国への伝道はやめようではないか」という声がアメリカ国内に起こり募金もはかどらなくなって行く。宣教師の中には所属する教会から帰国命令が出た者もあった。

しかし中国生まれの宣教師の代になっていた家庭では帰国することに強い抵抗があって、中国伝道を継続させるために日本を悪者にして「かわいそうな中国」を演出する必要があった。日中戦争における日本軍の凶暴さと中国人の被害を針小棒大に(本国へ)報告して「だから布教をやめてはならない」と主張せざるを得なかった。

キリスト教系の病院の医師ウィルソンや、YMCAの理事だったフィッチなども中国生まれだった。国籍こそアメリカなのだが、すでに帰国する意思はなかった。宣教師のベイツやマギーらはアメリカで生まれたが、20代に南京へ渡っていてアメリカでの生活期間より南京での方が長くなっていた。

戦争は不幸と病気をもたらす。つまり平和な地域よりも布教は好ましい環境にあった。アグネス・メドレーは言った。「戦争は彼ら(宣教師)にとって神からの贈り物だ」と。そして彼らが本国へ報告する内容が激烈なものであればあるほど、宣教師の必要性と存在価値は高くなって行った。

そして彼ら宣教師らが「あること、ないこと」を報告し続けた結果、終戦後の東京裁判に証言者として呼び出されることになった。今さら「あれはウソでした」とは言えない彼らは、何十万人もの大量虐殺を目撃した、と言わざるを得なかったのだった。

キリスト教の宣教師なんてそんなものだが、南米大陸でスペイン・ポルトガルが大量虐殺をやった史実の先兵になったのもキリスト教の宣教師だった。島原の乱で農民一揆を扇動したのもまたキリスト教の仕業だった。

キリストのはりつけに始まるキリスト教には、常に血の匂いがつきまとう。そして同じキリスト教でありながら異端視されたモルモン教と、その宣教師だったケントなにがしが嬉しそうに話すカトリックのセックス・スキャンダル。

二人連れで自転車に乗ったネクタイ姿の白人は子供の頃からよく目にした光景だったが、ケントなにがしともどこかで会ったのかも知れない。

いずれにしても、あまり高尚な組織とは思えない。



さて、買い物に行った女房どのは、どんなケーキを買って来るのだろう。今さらケンタッキーもないのだが。



皆さん、メリー・クリスマス。




大和堆 波高し

石川県能登半島沖の日本海(日本のEEZ=排他的経済水域)で海上自衛隊のP-1哨戒機が12月20日、韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けていた。

場所はちょうど1か月前の11月20日に日本のイカ釣り漁船・第八十五若潮丸に対して韓国海洋警察庁警備艦が「操業を中止してこの海域から出るように」と無線で警告していた海域。この際は第9管区海上保安部の巡視船が無線を傍受し、韓国警備艦へ「日韓漁業協定上、要求は受け入れられない」と通知した上で現場へ急行。韓国警備艦が漁船に接近していたため、間に割って入るという事件が起きていた。後日水産庁は外務省を通じて韓国政府へ抗議し再発防止を求めた。具体的には外務省が東京の駐日韓国大使館に、またソウルの日本大使館が韓国外交部に、それぞれ抗議し、韓国側も「慣れない海域での警備活動で現場がルールを理解していなかった」などとして非を認める形で回答したが、謝罪が含まれていたかどうかは報道に上がっていない。

今回の海自の哨戒機に対する韓国海軍の駆逐艦によるレーダー照射は「北朝鮮籍の船の遭難信号が出ていたために捜索のためのレーダーを作動させていた」と韓国海軍の関係者が説明した。しかし、このレーダー照射は短時間のものではなく数分間続いていたことが防衛省関係者の証言で明らかになった。

この韓国海軍の駆逐艦はKDX-1という呼び名のクァント・デワン級1番艦。この船には①空中の飛翔体を360度捜索するSPS-49v5対空捜索レーダー、②水上および低空を捜索するMW08レーダー、③STIR180レーダー(空中の標的に狙いを定める火器管制レーダー)、④航海用のSPS-55Mレーダー、それらに付随して敵味方識別装置UPX-27が搭載されている。これらのレーダーは当然、周波数が違っている。

海面の漁船を捜索していたとすればMW08レーダーを作動させていた可能性があるが、共同捜索をおこなっていた海洋警察の警備救難艦(サンボンギョン号)と違いクァントデワンは軍艦なのでRIM-7Pシースパローという艦対空ミサイルを16発備えられる。このミサイルは電波誘導型で、標的となる敵の航空機に軍艦の火器管制レーダーから電波をあてて、その反射した電波をシースパロー・ミサイルの先端にあるアンテナが受信して、標的に向かって飛んでいくという仕組みになっている。つまり、標的を破壊するまで「クァンゲト・デワン」は火器管制レーダーの電波をあてていなくてはならない。それが火器管制レーダーのSTIR180だ。

P-1哨戒機が受信したレーダー電波は救難捜索用のMW08のものではなく、STIR180火器管制用レーダーの周波数だった。つまり「救難捜索のためだった」とする韓国海軍関係者の苦し紛れの言い訳は通用しないということになる。明らかな「故意による嫌がらせ」だったのであり、1か月前のイカ釣り漁船への接近妨害への意趣返しと見る方がすっきりする。事実、レーダーによるロックオンをかけられたP-1は直ちにクァントデワンに無線で呼びかけたが「回答がなかった」という。

軍事オタクでもない私が上記のようなレーダーの種類を詳しく調べたのには訳がある。韓国・聯合ニュースは「軍の消息筋として『出動した駆逐艦は遭難した北の船舶を迅速に見つけるため、火器管制レーダーを含むすべてのレーダーを稼働し、この際、近くの上空を飛行していた日本の海上哨戒機に照射された』と説明した」という。しかし日本の防衛相は「火器管制レーダーは広範囲の捜索に適するものではなく、遭難船舶を捜索するためには、水上捜索レーダーを使用することが適当です」とコメントしMV08を使っていたはずの捜索になぜSTIR180が照射されたのかと言いたいことになる。この点は重要ですよ。単なる間違いで済む話ではないということがわかって来る。そこまで踏み込んだ解説をマスコミ各社はやらないし、聯合ニュースの翻訳を垂れ流しているだけのニュースに何の価値もない。

あるいは韓国海軍に好意的な解釈をしたとしよう。システムのミスなのか人為的なミスなのかはともかくとして、すべてのレーダーが一斉に作動してしまった可能性も無くはない。だが国際取り決めで、不慮の遭遇をした場合に「砲やミサイル・火器管制レーダー・魚雷管やほかの武器を、遭遇した船舶や航空機に向けて攻撃のシミュレーション」を控えるということになっているらしい。洋上での不慮の遭遇をした場合の行動基準(CUES)というものだ。

だとすれば「国際的な約束を守らない」「条約や合意を一方的に破棄する」「自分の都合で言い訳をする」、ほらどこかの政府とそっくり同じだということになる。

虎ノ門ニュースで須田さんが韓国軍OBの話として、文政権によるリストラは警察・検察・裁判所・軍部にまで及んでいて、自殺者・逮捕者が相次いでいる、という話があった。そのことと日本海における韓国の警察や軍による暴走は無関係ではないということが読めて来る。

文政権によって様変わりされた韓国海軍は、2020年から22年にかけて3隻のKSS-3潜水艦を建造・就役させる計画になっている。この潜水艦は6基の垂直ミサイル発射装置を備えるとされていて、潜水艦発射型の弾道ミサイル(SLBM)とは北朝鮮がすでに開発を終えている兵器なのだから、南北統一後を見ていると考えて良い。

ま、韓国のことだから月面に国旗を立てると言った大統領も居たように「絵に描いた餅」になることは誰でも知っているのだけれど、実現するかどうかはともかく、彼らは本気かも知れないという危惧は持ち続けた方が良い。ジェネシスとレクサスでは比較にもならないのだが、ヒュンダイは本気で「レクサスのライバル」と自認しているのだから。

文政権の内部崩壊は時間の問題になっているけど、軍部の暴走が先に来るかも知れない。陸上自衛隊を日本海沿岸に移動配備しておく必要はないだろうか。

二度あることは三度ある。

【おまけ】

北朝鮮への経済制裁は続いていて、洋上での取り引きのことを「瀬取り」っつうんだけど、パトカーに来られては面倒なので、ロックオンして「あっちに行け」とやった可能性は捨てきれない。そうなりゃ、グアムのB-52はソウルを目指すことになる。クリスマス休暇で米軍家族は帰国してるからね。米軍関連のアメリカン・スクールが閉鎖になったでしょ? 戻って来る気がないってことさ。

やるなら今のうち。また特需かよ。韓国さまさまだぜ!





ウッドカラーの時代

私がかつて文化財の保管庫に関する仕事をしていたということはご存知の方が多いだろうと思うのだが、この文化財保管庫に関しては木材を多用する頻度が高い。温度変化を抑えてくれて、湿度調整もしてくれるすぐれものだからだ。(もっとも鉄筋コンクリートの新築物件だとアルカリ性の水蒸気が出るために、間にアルミ材などを挟むことにはなる。代表的な施工例はこうだ。コンクリート躯体→空気層→アルミ材→石こうボードなどの中性材→木材。木材は伸び縮みするので釘で固定してはいけない。落とし込みという組み立て技術が要求される)

するとどうしても現地周辺の木材加工業者とか一人親方の大工さんとか、稀には宮大工のような職人さんともつながったりした。

木材はコンクリートなどの近代建築とはちがって専門の知識が必要になり、九州などの気候や雪国などの気候によって使用する木材を使い分けなければならない。台湾のヒノキを使う場合もあればカナダ産の杉を使うこともあった。節のあるなしでは等級も値段もちがって来る。生き節もあれば死に節もある。「この見積もりの内容は?」それは大学などの建築学で学ぶこととは違って、現場で身に付けて行く知識であり専門の領域になってゆく。

だから一人親方だからといって、高齢の大工さんをあなどってはいけない。建築元請けの現場監督にしても彼ら孫請けの高齢者にひと目(もく)置いている。それが日本の高い技術力を維持する方法だった。

ところが彼らの技術を使うことなく、政治は外国人労働者に門戸を開こうとしている。いぶし銀のような熟練工と外国からの素人を天秤にかけようと言うわけだ。

現場を踏んでいればこそわかることがある。

宿泊施設に外国の労働者を入れるとか。年配の仲居さんがいる和風旅館はえーぞ。「こっちの朝市は何曜日?」とか聞いてさ。

コンビニのレジに中国人留学生が居てもそれほど気にならないのは、そっちに期待していないから。だけど、せっかく予約したホテルのフロントが外国人だったら、がっかりすると思うのは私だけだろうか。みんなそっちには期待してないの?

インドネシアの女性に「ヒジャブを禁止する」と言える経営者はいないだろうし。

だが逆に、日本の造園業とか陶芸とかで外国からの就労希望者が増えている。つまりそれだけ日本の文化が知られるようになったこと。だけど造園業を目指すような若者は、ほとんど日本国内には育っていない。

先人が築き上げた優れた文化を、この国の未来を担う者たちは価値のないものとするのだろうか。あるいは祖父母や両親の蓄えだけで生きて行こうという魂胆なのだろうか。

和傘を作る職人が絶滅の危機に瀕していて、京都のお茶屋や舞台演出家は頭を抱えているとか。下手なODAに援助する資金があったら、政府はそっちに振り向けてはどうだろう。ODAのキックバックに頼る小汚い政治家はもう要らない。

(※カラーと言っても「色」ではないよ)



吠える張本

女子テニスでグランドスラム優勝を果たしたのは大坂なおみ選手。その日本人的な心遣いと言葉選びは日本人の共感を集めて、成績の上下に関係なく応援が続いている。

スポーツ選手は成績の良さだけで評価されている訳ではないという実例のような存在。これはスキージャンプの高梨選手にも言えること。大相撲なら稀勢の里といったところか。

しかし卓球男子世界ランク5位の張本智和選手15歳が、世界4位の中国の林高遠23歳を破り優勝した。男子シングルスで優勝したのは史上最年少とのことだが何故か日本国民から祝福を集めていない。優勝を決めた瞬間に張本選手は両腕を突き上げてガッツポーズを見せたが、あの光景は日本人ではあまり見られない。

試合中の得点のたびに「チョレイ!」と叫び声を上げるのは確か福原選手が始めたことのように記憶しているが、彼女も中国で武者修行をしていた選手。そして本省人だか外省人だか知らないが台湾の青年と結婚した。「泣き虫アイちゃん」と親しまれた彼女も、どうも日本人の感覚から離れて行っている気がする。

張本選手は2020年の東京五輪における金メダル候補の一人なのだが、大坂なおみ選手ほどテレビ各局を引っ張り回される騒ぎに発展していない。

「成績が優秀なだけじゃダメなんだよ」という現実的なサンプル。

そのことは、来年にも始まろうとしている「外国人労働者」への門戸を広げるという政策と重なって来る。「能力が高ければ良いってもんじゃねーのよ」とあちこちの職場でささやかれるだろう。特に特定の国では強烈な反日教育をやっていて、そこのベビーブーマー・ジュニアの連中が就職にあぶれている。学歴はあるだろう、日本語も勉強しているかも知れない。しかしそれだけでは雇えない、不足しているものがあることに気が付かなければ労使ともに不幸な結果を招くことにつながって行く。

「日本へ行きたい人応援団」という人気番組がある。あまり製作費もかけていないのに素晴らしく高貴な番組に仕上げていて、毎回楽しみに観ている。その理由とは「よほど日本が好きなんだな」ということと「日本の技術力・文化力の高さ」を我々日本人が再確認できるからだ。しかし「韓国人を日本へご招待」という企画は観たことがない。観光旅行では結構な人数が来日しているらしいが「桜の起源は韓国だ」と信じている内は何を褒めても意味がない。

張本選手がゲームに勝った場合に、床に両ひざを付いて背中を反り返らせて「ゴワー!!」と雄たけびを上げる、あの態度は日本人の目には「醜態」にしか映らないし、うちの女房どのは「プロレスみたい」と上手いことを言った。大声をあげて感情を爆発させるってんじゃ、まるでどこかの民族と同じだ。

求人募集をかけても人材が集まらないのであれば、外国人に目を向けることも無理はないだろうけれど「労働力」としてではなく「人」を集めてほしい。卓球とプロレスをごちゃ混ぜにするようではいくら成績が良くても嫌われるだけだ。

いっそポーランドあたりの親日国から人を集めたらどうだろう。旅費くらいは政府が持つとして。平和になるぞー。外国人アレルギーもなくなるだろう。

張本選手の不人気を、よく政府は研究すべきだ。




皆さん、ご機嫌よう。





嗚呼 PeyPey

ソフトバンクとヤフーが共同出資し設立したPayPay株式会社が運営する、QRコード決済サービスPayPay(ペイペイ)は、2018年10月15日からサービスを開始した。実店舗での支払いに利用できるPayPayは、アプリで残高をチャージして支払うプリペイドタイプだとのこと。「店舗に設置されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取って金額入力をする」、「スマートフォンに表示されるバーコードを店員さんに見せて読み取って支払う」の2通りがあるようだが、どちらもアプリさえあればすぐに決済が完了する。

ソフトバンクグループの国内通信子会社ソフトバンクが今月19日、東証1部に上場した。公開価格は1500円だったが初値は1463円、終値は1282円だった。この厳しいスタートにはいくつかの理由が挙げられる。

虎ノ門ニュースで須田慎一郎氏が解説していたが、「100億円あげちゃうキャンペーン」との鳴り物入りで決済システムに殴り込みを仕掛けたPayPayは、利用者によるアプリのダウンロードと参加店舗の確保という両面を同時に急がなければならなかった。そのために「あげちゃうキャンペーン」で利用者を稼ぐことができるとタカをくくる一方で販売手数料を(キャンペーン期間中だけ)安くする方法で参加業者を募るスタイルをとった。100億円をあげるとは、PayPayを使っての支払いなら40回に1回の確率で買い物の全額(上限10万円相当)が戻って来るというものだった。

ところがこのキャンペーン時に、他人のカード情報をアプリに入れて買い物をするなどの不正利用があったとされ、被害は数十件に上るとして警視庁も動き出した。匿名性の高い闇サイト「ダークウェブ」は発信元の特定が難しいサイトの総称で、違法薬物や銃器などの取引に用いられ、クレジットカード番号などの情報が売買されたりする。

PayPayのアプリの利用にはカード番号やセキュリティーコードなどを登録する必要があるが、これまではセキュリティーコードなどを複数回、間違えてもロックがかからず繰り返し入力できたという。不正に悪用されたクレジットカード番号の持ち主に被害が発生することになる。

こうした不祥事が発生したことも手伝って「100億円キャンペーン」は早々に終了した。つまりPayPayが予定していた顧客数の獲得と参加店舗の獲得が満足になっていないまま終わった可能性があって、はっきり言うと「大失敗」だということ。

さらに、ソフトバンクが関係する不祥事はこれだけではない。12月6日に発生した大規模な通信障害によって「仕事に使えない」とする解約が相次いだ。

また、5Gをもくろむ中国企業のファーウェイがアメリカによって狙い撃ちされ日本も追随したことから、ソフトバンクも既存設備の交換を余儀なくされている。



通信障害による解約、PayPayキャンペーンの失敗、ファーウェイ対策の費用負担、こうした悪要素がソフトバンクの上場と重なって予定株価を押し下げた。そして年末商戦に突入するスマホの小売業界は真冬を迎えることになる。

YahooBBの際もそうだったが、何か日本人には馴染めないような販促スタイルを見せてくれる会社だ。なるほど犬の息子が黒人だという設定に走るわけだ。あのCMを作ったのは電通ではなかっただろうか。

南海電鉄→ダイエー→ソフトバンクと身売りしたチームは、今度はどんな名前に変わるのだろう。「売れるうちが華」といった見方もできなくはないのだが。

中国やら北朝鮮やらがサイバー攻撃を掛けている時代に、どこぞのお孫さんは何を考えているのだろう。







検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR