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『橋の上のホラティウス』

今日は少し格調高くゆこう。

ケネディ大統領の甥のマックスウェル・T・ケネディ氏は、「特攻-空母バンカーヒルと二人のカミカゼ--米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実」という本を出し、その真実を伝えた。

その内容は以下のようなものである。

「彼らの最後の望みは、未来の日本人が特攻隊の精神を受け継いで、強い心を持ち、苦難に耐えてくれることだった。わたしたちは、神風特攻隊という存在をただ理解できないと拒絶するのではなく、人々の心を強く引きつけ、尊ばれるような側面もあったのだということを、今こそ理解すべきではないだろうか。」

ウィンストン・チャーチルのお気に入りの詩に「橋の上のホラティウス」がある。

この詩は19世紀のイギリスの歴史家であるトマス・バビトン・マカレーによって書かれた古代ローマ時代について触れた長文の叙事詩である。

昔、ローマ王政時代最後の王であったルキウス・タルキニウス(紀元前534-510)という(伝説的な)人物がいた。タルキニウスの治世は専制的なものであったため、あだ名としてシュペルヴス(傲慢な)が付けられ、タルキニウス傲慢王と呼ばれる。しかし、タルキニウスは甥の妻を強姦したため、その甥に率いられた反乱が起こり、その結果としてローマを追放される。タルキニウスはエトルシア人のところに行き、助けを求めた。エトルシア人はタルキニウスに力を貸して軍勢を与え、ローマに進軍する。これにローマは非常に驚いた。ローマ周辺の城壁外に住んでいた人々は、できるだけ早くローマ市の中へ逃げ込もうとした。そのため、ローマ市に通じているティベル川の上に架けられた狭い木製の橋に人々が殺到した。ローマ市の中では人々がパニックに陥っていて、エトルシアの軍勢のローマへの進軍を阻むために橋を破壊することを忘れてしまう。一方、タルキニウスはローマへの道を熟知しているので、彼に率いられたエトルシアの軍勢は易々とローマへと向かう。そして、ローマ人たちが橋を破壊せずにいたことを見て喜ぶ。ティベル川を泳いでローマに向かうことはできなかったからだ。ここでもしもエトルシア軍が橋を渡ってローマに入ってきたなら、ローマはあっという間に占領されてしまうことになる。この時、ローマにホラティウスという名前の一人の若者がいた。彼は自分たちでエトルシア軍が来ないよう橋の上で足止めしている間に別の者たちに橋を落とさせるようにしようと他の若者たちに提案するが、他の若者たちはエトルシア軍のことを考えると恐ろしくて誰も同意しない。そこで、ホラティウスは自分一人が足止めをするから、他の者は橋を落としてくれと頼む。彼はたった一人で橋の上に立ってエトルシア軍に向かって「ローマの兵士と相対するのに十分な勇敢さを持つものはお前たちの中にいるか」と叫ぶ。エトルシア軍は槍で彼を突き刺そうとするが、橋が邪魔になってホラティウスに届かない。そしてホラティウスはヒーローのようにエトルシア兵が狭い橋を渡ろうとするのを妨げ、二、三人の友人の助けもあり、ついに橋を落とすことに成功する。

長い話だがこういうストーリー。

「門の守り手であった勇敢なホラティウスは言った。「地上のあらゆる人間に遅かれ早かれ死は訪れる。ならば、先祖の遺灰のため、神々の殿堂のため、強敵に立ち向かう以上の死に方があるだろうか。かつて私をあやしてくれた優しい母親のため、我が子を抱き乳をやる妻のため、永遠の炎を燃やす清き乙女たちのため、恥ずべき悪党セクストゥスから皆を守るため以上の死に方があるだろうか。執政官どの、なるべく早く橋を落としてくれ。私は、二人の仲間とともにここで敵を食い止める。路にひしめく一千の敵はこの三人によって食い止められるであろう。さあ、私の横に立ち橋を守るのは誰だ?」



今日の日大アメフト部の部員らによる声明文を聞いていたら、ふとこの詩のことを思い出してしまった。

侠(おとこ)たれ。




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半島の台所事情

ほとんど個人生活に直接的な関わりがない(と見られる)国債利回りだが、これは「借金」に付く「金利」だから、借主つまり政府にとったら「金利」は安いに超したことはない。

この国債金利が国家予算の中で利払い予算として膨らめば膨らむほど、その他の予算に回す余裕が少なくなって行く。例えば防衛予算とか社会福祉費だとか。

しかしこの国債を買っている、わかり易く言えば政府に資金を貸しているのは、ほとんどが日本国内の金融機関。例えば銀行だったり保険会社だったり。だから政府が利払いをしたとしても、その相手は国内にいることになる。日本政府の予算が外国に持ち出されることはほとんどない。(例外はある。竹中が小泉時代に銀行業務と証券業務を開放したことによって、証券業界に外資が入り込んで来た。郵便局で保険が扱えるようになったからアヒルの保険も入って来た)

そして、ここからが重要なんだけど、日本国債の場合、8年ものまでの短期国債は利回りがマイナスになっている。たとえば2年もので-0.14、8年もので-0.026。つまり国債を買った金融機関には利益が出ないばかりか、逆ザヤになるということ。9年ものからようやく利回りがプラスに転じて0.013、20年もので0.511、30年もので0.721。このことは「日本国債を買っても利益は出ない」と思われるだろうけれど、実際には「安全な預け先」と取られているということ。金利を付けなくても買いに(預けに)来る資本家がいるということ。

30年先、40年先でも利回りが1%に満たないのにどうして国債が売れるのかと言うと、それが「国力」だから。それが命を投げ打って先人たちが守り抜いた国だから。

それに比較する意味で韓国の国債利回りを見てみよう。

1年もので1.873、5年もので2.486、10年ものだと2.706、20年もので2.723、30年もので2.705、30年もので2.694、となっている。お気づきの方もおられるだろうけれど、10年ものと20年、30年でも利回りはほとんど変化がない。つまり長期ものを買う意味がないことを意味していて、10年ものの買い替えで十分だということになっている。

しかも韓国の場合は、投資主が外資である場合が少なくなくて、通貨危機などが起これば一気に引き上げられる恐れがあるということ。だから高めの利回りを付けないと買い手(貸主)が付かないということ。

ところが国債の利回りが高いということは、毎年の国家予算に占める利払いがそれだけ多いということ。韓国国民が必死に働いて納税しても、韓国財閥が利益を上げても、その一部が国債利回りとして海外へ持ち出されているということ。

それが現在の韓国の実力ということ。

だから韓国の本音とすれば、ここで米朝会談の音頭を取ることよりも米韓FTA再交渉をできるだけ有利なものにすることの方が優先のはずなのだけれど、その材料が一つもない。あるのは金正恩の困り顔だけ。

しかしこれまでの成功体験で、グズグズとゴネれば何とか援助にありつけた瀬戸際外交が「トランプ・ボルトン」のチームには効き目がないと知った外交委員のキム・ゲグァンの失策。

だから正恩の困り顔を利用してアメリカに良い格好を見せようと画策した文大統領もゲグァンのお蔭ですっ転んでしまったという図式。正恩自身は政治経験も外交経験もないただの若造であって判断力は備わっていない。どこかの大学の運動部にコーチと監督がいたらしいが、コントロールタワーはそっち。対米交渉はキム・ゲグァン、対日交渉は赤鼻のソン・イルホ。

イルホは「北朝鮮のミサイルが最初に落ちるのは日本だ」と言ったきり、黙り込んでしまっている。トランプ大統領のテーブルの上に拉致事件の案件もあるということになれば、イルホが対日窓口である存在意義がなくなったからだ。

事態がここまで悪化した以上、もう韓国国債を救う手立ては消え去った。

アメリカは北朝鮮の次に中国とイランを相手にする。中間選挙を控えたトランプにはそっちしか残されていない。もう文の出番はなくなった。ということは、韓国国民がどん底状態になっても誰も助けてくれなくなったということであって、もう一度ローソクを買いに行くしかなくなるだろう。

ゲグァンのおねだりとイルホの脅しはもう効かない。どこかの大学のスポーツ部員が反撃に出たように、司令塔を失った南北朝鮮では、クーデターの危険も出て来たのかも知れない。



「日韓通貨スワップ協定」いやー、切っておいて正解でしたな。





森友問題を知りたけりゃコレを観ろ



48分頃からね。


猫じゃらし

安倍首相がロシアを訪問したが、日本のメディアは首脳会談の内容ではなくザギトワ選手に贈られた秋田犬の「マサル」のことばかりに終始した。

秋田犬は確かに可愛いしザギトワ選手も絵になるのだが、世界の情勢はそれほどのんびりしているのだろうか。

この疑問を解く方法として、「日本のメディアが朝鮮によって乗っ取られてしまっている」という仮の回答を打ち込んでみると、あーら不思議、全部解けてしまう。庶民の関心を焦点から外すもので、日大アメフト部のスキャンダルも大学側が焦れば焦るほど「目くらまし」にはうってつけになっている。

モリ・カケに国民が飽き飽きし始めているこの時期に、半島へ目を向けさせたくないメディアが「相撲」→「女子レスリング」→「大学アメフト」と、次から次と若年層を中心とした話題に傾注している。

これは、これまでのように安倍政権を叩き麻生財務大臣を叩き続けると「解散」という招かざる結果を産みそうな気配になって来たからだ。

有権者にとって選挙がいちばんの「民意表現手段」なのだが、切り捨てられることが目に見えている生ごみたちは裁判されることを避けたい。一方で、政権与党としても今は選挙ではなく外交だとする使命があるからこそクレムリンまで出かけている。何も犬の配達に行ったわけではないのである。

選挙には税金がかかると言われているが、モリだカケだで1年近くも国会が空転しているのだから、選挙くらい安いものだろう。どっちが得かよく考えよう。ただしそれは半島情勢に一定の目途が立ってから。だから「マサル」ごときの目くらましに騙されてはいけないということ。



経団連が消費税を上げろと主張しているが、野党を支持する労働側は、消費税増税を延期させている安倍政権と生ごみのどっちを選ぶのだろうか。アベノミクスのお蔭で所得も上向きになっているではないか。それで内閣不支持? なんか訳わからんのだが。あ、そうか。お前ら日本人じゃねーな、わかったぞ。

次回は福島と辻本の正体がわかる動画を載せるね、奥様がたに見せてあげようよ。






動きは始まった

6月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止を決めたトランプ政権が、北朝鮮に対する追加制裁を検討中であることをウォールストリートジャーナル(WSJ)が報じたのが現地時間の24日。(日本を含む東アジアでは25日)

WSJはホワイトハウスの国家安保会議(NSC)で、「今後あるかも知れない軍事行動や新しい対北朝鮮制裁などについて議論があった」とし「来週初めに出す北朝鮮への数十種類の新しい制裁を考慮中」とする政府関係者の発言を紹介した。

また「トランプ大統領は会議で『必要な場合、米国の軍隊は準備ができている。もし不幸な事態が起こる場合、軍事的な対応についても韓国・日本政府と対話した』と述べた」と付け加えた。

(中央日報:2018.05.26 08時48分)




これを受けて韓国の文大統領と北朝鮮の金国務委員長が板門店の北朝鮮側の施設「統一閣」で非公開の会談を急きょおこなったのが現地時間の26日。

5月26日23時21分発の聯合ユースは以下のように伝えた。

「韓国青瓦台(大統領府)は今回の会談を韓国と北朝鮮のどちらが提案したかについては公表していない。南北首脳がホットライン(直通電話)で話し合い、会談の開催につながったとの見方もあるが、青瓦台関係者は「(今は)説明できない」と話している。」

シンガポールで予定されていた米朝会談が中止されるとなれば文大統領が目指す南北統一は目途が立たなくなるし、戦争の終結という問題も積み残ったままになるどころか、逆に米朝間に軍事的事態が週明けにも勃発しかねない状態になっている。

文大統領が必死にオブザーバー役を演じて見せたが、以上のように米国が「軍事行動も辞さない」という態度に出た直後に板門店で二度目の会談をやるということが、オブザーバーではなく北朝鮮の使い走りだということが露呈した形になった。青瓦台が懸命に漕いでいた自転車のペダルはチェーンが外れていた。



一方、日本の安倍首相がモスクワのクレムリンでプーチン大統領と会談をおこなったのも26日。

『必要な場合、米国の軍隊は準備ができている。もし不幸な事態が起こる場合、軍事的な対応についても韓国・日本政府と対話した』と述べたとされるトランプ大統領の発言を裏付けている。

加計学園だアメフトだと騒いでいる場合ではないことは明らかであって、日韓両政府が猛スピードで動いている。

大型連休で中華料理を食べ歩いた呑気な政治家がいたそうだが、朝鮮半島で火の手が上がれば、台湾海峡もただでは済まなくなるだろう。

安倍さんとプーチン氏が何を話し合ったかはわからない。





テントウ虫とそら豆

テントウ虫(天道虫)という昆虫がいる。

草でも木でも電柱でも、とにかく上へ上へと登って行く。そして頂点に達した時点で羽を広げて飛んで行く。

それがあたかも太陽(お天道さま)を目指しているかのように見た昔の日本人が「テントウ虫」と名付けた。何とも愛らしい命名をしたものだと、昔の日本人に脱帽することしきりだ。



私はこの歳になって「そら豆」の語源を初めて知った。

そら豆という品種は豆類の中でも大きい方で、さやに入った状態だとそれ相応に重みがあるだろうという印象を持っていた。つまり垂れ下がって生っているものだとばかり思っていたのだ。

ところがそら豆のさやは元気に空に向かって付くのだという。だから「そら豆」なのだそうだ。

ご存知の方は「そんなの常識じゃん」と笑われるかも知れないが、本当にこのことは知らなかった。



テントウ虫と言い、そら豆と言い、日本人が自然を観察する場合の美的と言うか文化的と言うか、素晴らしく素敵な民族だなとつくづく思わされる。

だから、せっかくそうした素養に満ちた国で育ったのに、何も「アメリカン何とか」をせずとも良いだろうと思わされる。

日本の相撲をモンゴルの人がやりたがり、「アメリカン何とか」を日本の若者がやりたがる。まぁ好きでやる分には自由で結構なのだが、せっかくやるのであれば空を見上げて活き活きできるような活動にしなければ、本人が損をするだけのような気がする。

うなだれたり謝罪をするようなことでは、やらない方がマシだし、もっと胸を張って空を見上げるような「顔を上げた」生き方が他にありそうな気がする。

あの小さなテントウ虫でさえが空を目指している。




テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

緊急会見

迷子の迷子の学長さん

あなたのおうちはどこですか

名前を聞いてもわからない

おうちを聞いてもわからない

ニャンニャン・ニャニャン

ニャンニャン・ニャニャン

泣いてばかりいる学長さん

犬の報道陣

困ってしまってワンワン・ワワン

ワンワン・ワワン

何が「今どきの若者は」だよ

話をすり替えるんじゃねーよバーカ

全国の日大関係の卒業生の就職がかかっているんだよ

わかって言ってるのか? おめー

良い歳こきやがって




会談中止

米と朝との首脳会談がついに消えた。トランプさんは「また次回ね」と一応の礼儀を示したが、これは紳士的な態度を見せただけであって誰がどう見ても次はない。

なぜかと言うと、これ以上軍の緊張を続けることは物理的に不可能だからだ。たとえば在韓米軍の家族の人々は、スーツケースに荷物を詰めたままの状態で、いつ避難命令が出ても良い状態になっているわけであって、これが来年や再来年まで続くことは無理なのだ。

米と朝が合意に至らなかったとなれば、南の文の板門店宣言は何だったのかということになる。

そもそも南はオバマ政権時代の駐韓大使リッパートに斬りつけたテロリストを英雄扱いしていた雰囲気があった。リッパートとは国防総省長官首席補佐官まで務めた人物で、イラク戦争時には海軍特殊作戦部隊(Navy SEALs)の情報将校として活動した経歴を持っていた。しかし、『ウリマダン独島守護(私たちの広場・独島守護)』の代表金基宗(キム・ギジョン)は刃物でリッパート大使を斬りつけ80針を縫う大けがを負わせた。しかし事件発生直後に取り押さえられた犯人は「米軍のやつらはなぜこの地で戦争訓練をするのか」と叫び、『ウリマダン独島守護』なる団体も愛国組織であることから韓国政府より支援金が拠出されていたことなどもあって韓国国内世論は紛糾したが、北朝鮮への渡航歴があったことから「反米感情を煽る意思が疑われる」として従北左派勢力を非難する報道が集中して右派・保守の朴槿恵政権の支持率が急上昇するなどした。

『ウリマダン独島守護』とは竹島の領有権を主張する団体であって、韓国内で反日感情を鼓舞する意図があったことは間違いがなく、反日活動として重家駐韓日本大使にも投石するなどの前歴があった人物が犯人だった。その犯人が韓国内でアメリカ大使を襲ったというのだから、日米韓の同盟関係に溝を作りたいとする北朝鮮の利益は見え見えだったはずの事件だった。つまりその頃からアメリカは気付いていたはずであって、韓国内における反日活動家は北朝鮮の「回し者」だということと共に、カリフォルニアなどに建てられている「従軍慰安婦少女像」が在韓米軍の装甲車によって事故死した女子中学生を再現した像だったということもアメリカは気付いていた。

だから日本とアメリカ双方に悪感情を韓国人が抱くことは北朝鮮の利益であって、逆に韓国と北朝鮮が友好関係になることは日米から距離を置くという意味でこれもまた北朝鮮の利益に直結する。

こうした図式を見れば文大統領が何を目指しているのかは明白であって、朝鮮半島が民族統一を図るとすれば、それはそのまま「日米韓」の同盟が崩れることに他ならない。だからトランプ大統領は米朝首脳会談の中止という金正恩の意向にあっさりと同意したということ。それは取りも直さず文大統領の狙いを打ち砕いたわけであって、もう韓国の存在に価値を見いだす国は地球のどこにもなくなった。

「日本はひとりカヤの外」と言いふらしていた日本のマスコミだったが、政治経験も外交経験もないトランプ大統領がそういった判断に行き着いたのは安倍首相のアドバイスがあった結果だということは明らかなのであって、安倍と文では大人と子供以上の開きがあることになる。

すでに韓国国債の期限が目の前に迫っており、イランへの制裁問題で石油価格も高騰し始めている。多額の支払いを目前にしている韓国は逃げ道を失った。まぁ文大統領にしてみれば、それはそれで多大なる功績だと言えるのかも知れない。

「金正恩は若いのに意外と賢いぞ」という意見があるが、それはとんでもない誤解。認識不足もはなはだしい。
彼の外交には必ず顔を出す老練な「知恵袋」が付いていて、それが背後で指示を出していた。金正恩は彼なくしては外を歩くことも叶わない。ところが今回ばかりはその「知恵袋」も判断を誤ったらしい。
中国熊のプーが、貿易関連でアメリカから恫喝をくらったからだ。

北朝鮮は海外に指示命令系統を置いているのが香港とマレーシアだとされているが、アメリカは徹底的にそれらを窒息させる手段に出るはずであって、呼吸を止められた北朝鮮が暴発すればこっちのもの。アメリカは手ぐすね引いてそれを待っている。
イスラエルもそのタイミングをじっと待っている。

それもこれも拉致被害者の救出に政治生命をかけた安倍首相の手引きだと考えれば、これほど頭脳明晰な政治家は稀有であり、なるほど「どんな手を使っても」と相手が思うのは無理もない。

相手って誰だ? 知ってるクセに。



韓国中央日報を喜ばせた『万引き家族』

是枝裕和という映画監督にしてドキュメンタリー演出家がいる。この職種「ドキュメンタリー演出家」という文字を記しながら「?」と思った。お読みになる人もおそらく「?」と思われたに違いない。ドキュメントというものは「真実」ではなく「事実」を伝えるものであって、演出がわずかでも混入すれば、特定の個人だけに通用する「創られた真実」になり下がってしまう。だからこの「ドキュメンタリー演出家」という紹介文がWikipediaにあったのを見て、ものすごい違和感を覚えてしまった。

これはWikipediaに文章を載せた人物の責任であって、是枝氏本人が名乗っているのかどうかはわからない。しかし、私が抱く違和感にご本人が同意なさるのであれば、Wikipediaに本人として抗議なさるべきだ。

「ドキュメンタリー演出家」なる職種が存在するとしたら、それはイラク戦争で虚偽の証言をアメリカ議会でおこなった少女であったり、別の場所で石油まみれになった水鳥の映像を使った放送局だとか、そっちに連想がつながって行く。

TBSもやったではないか、東京都庁で小池の握手を自民党都議が拒否したかのようなフェイク映像を作った。これも「ドキュメンタリー演出」なのだろうか。

古くは朝日新聞が広めた「南京事件」も、毎日新聞が広めた「百人斬り」も、同類の匂いがする。「事実」に「演出」という添加物を加えると「フェイク」になるということは、今の日本人なら誰でも知っている。それこそ「モリだカケだ」だからである。

私は「右でも左でもないど真ん中だ」と自負しているので、是枝氏がどうであれ関心はなく、この職種の呼び名が引っかかっただけだ。



さて、この監督の作品が第71回カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞した。その作品とは『万引き家族』。現代日本における格差社会のいびつさを描いたと言うと「そんな単純なことではない」とお叱りを受けるだろう。貧困調査なら文科省の役人も以前やっていた。

是枝監督は韓国の中央日報の取材に応じるかたちでこう語った。

「数年前に日本では、亡くなった親の年金を受け取るために死亡届けを出さない詐欺事件が社会的に大きな怒りを買った。はるかに深刻な犯罪も多いのに、人々はなぜこのような軽犯罪にそこまで怒ったのか、深く考えることになった」(このコメントは私は聞き流すことができない。これは軽犯罪なのではなく、社会秩序を懸命に維持して来た日本国民に対する裏切りであり、正当性のない怠惰に過ぎないからだ)

「2011年大地震以降、このような家族の絆を大げさに強調する雰囲気について疑問を感じていた」(これもおかしな受け取り方で、日本社会が強靭な組織構造を創り得た基礎は家族の絆によるものであって、それがない中国などでは極端な個人主義に走っているではないか。「絆、絆」と声を高めたのはメディアでありNHKだ。それが言いたければ放送番組審議会にでも抗議を出せば良かったではないか)

「日本は経済不況で階層間の両極化が進んだ。政府は貧困層を助ける代わりに失敗者として烙印を押し、貧困を個人の責任として処理している。映画の中の家族がその代表的な例だ」(日本はあくまでも表現の自由が許されている国だから、韓国のように「物言わば唇寒し」という社会ではない。だからあなたがどう受け取ってもどう表現しても、それは自由の範囲であるが、「これが正しい」とする押し付けはしてほしくない)



そして、続くインタビューに答えて次のように発言した監督の言葉に、韓国中央日報は小躍りするほどに喜んだ。

「(日本では)共同体文化が崩壊して家族が崩壊している。多様性を受け入れるほど成熟しておらず、ますます地域主義に傾倒していって残ったのは国粋主義だけだった。日本が歴史を認めない根っこがここにある。アジア近隣諸国に申し訳ない気持ちだ。日本もドイツのように謝らなければならない。だが、同じ政権がずっと執権することによって私たちは多くの希望を失っている」

この発言は俄かには信じがたい。まるで日本国内で活動を続ける反日左翼の連中のことばとそっくり同じなのだ。だから、韓国紙がいつも使う手で、勝手な作文を載せているような気もするのだが、もしそうだとするならば是枝氏は早急に中央日報へ対して抗議するべきだ。さもなければ自分の発言だと認めることになって、国内興行に多大の影響をもたらすだろう。

アジア近隣諸国と言ってもASEANなどでは日本は尊敬され歓迎されているのであって、中国と韓国・北朝鮮の3ヵ国だけがグズグズ言ってるだけのこと。安倍政権は「放置」しているだけ。合意の履行があるまで。

どうしてドイツを引き合いに出してまで、歴史に対する謝罪をしなければならないのか。そして政権の交代を要求する必要がどこにあると言うのか。

二つに一つ。中央日報の「いつもの暴走」なのか、あるいは是枝氏が完全な反日活動家なのか。さてどっちだろう。



病院船「マーシー」

アメリカ海軍の病院船である「マーシー」について調べてみた。「マーシー」と言っても盗撮男ではない。

1976年に石油タンカーとして建造された排水量69,360トンのこの船は、海軍が買収して病院船として改造され、1986年に就役した。全長272m、全幅32mで、集中治療病床80、回復病床20、中間ケア病床280、軽傷病床120、限定ケア病床500、手術室12、全患者収容量1,000となっており、放射線関連設備や歯科治療、眼科治療などの設備も整えられている。

カリフォルニア州サンディエゴを母港としており、フィリピンや南太平洋を主な活動範囲にしていて、ペルシャ湾に展開して多国籍軍への医療支援をおこなったこともある。

医療スタッフは民間人とともに、陸・海・空軍の現役および予備役兵が含まれる。



安倍晋三首相は今年3月8日の参議院予算委員会で、この「マーシー」が6月に東京港へ寄港すると明らかにした。これは、表面的には「災害地域の医療施設のダウンを予想して、病院船の導入を要請」していた公明党議員への答弁の恰好をとったものの、朝鮮半島有事を見越した動きであることは明らかだとされている。

6月ですよ6月。

米韓合同軍事演習の「マックス・サンダー」が5月11日から25日までの予定で実施される。B-52戦略爆撃機とF-22ステルス戦闘機の投入が計画されていたが、「防衛訓練である」としてB-52は中止された。

なぜB-52の運用を中止したのかと言うと、B-2とB-52に特化した驚異的な兵器が搭載できるからだ。その名は「バンカー・バスター」。GPSを使って精密誘導ができ、地下70mの貫通が可能な過去最大(13,600kg)の爆弾。これが積めるのがB-52だからだ。北朝鮮はそのことを良く理解している。

5月16日の朝鮮中央通信(北朝鮮の国営通信社)はこのように伝えた。「北朝鮮が16日に予定していた南北閣僚級会談を中止すると発表した。日本側では南北・米朝関係が再び緊張化することを歓迎しているかのようなコメントが目立つ。『北朝鮮は信用できない』『どうせ裏切る』といった先入観でものを見るようによく調教されている感じだ」。

これを伝える同通信の記事では、2017年12月の「ビジラント・エース」と比べて、今回の「マックス・サンダー」ではF-22の参加機数が増え、B-52まで投入することが南北閣僚級会談の中止理由だとしているが、B-52に搭載可能なバンカー・バスターに神経をとがらせている点は指摘していない。「語るに落ちる」というものだ。

ステルス戦闘機のF-22も脅威であることには違いないが、B-52に搭載可能なバンカー・バスター(GBU-57)こそが最大の脅威なのだ。誰にとってか? がきデカ本人に決まっているではないか。他の国民は地下70mに住んではいない。2017年の「ビジラント・エース」ではB-1爆撃機も参加したとされているが、バンカー・バスターを搭載できるのはB-52とB-2なのである。

「マックス・サンダー」には、タンク・バスターの異名を持つA-10サンダーボルトⅡも投入された。A-10は劣化ウランを弾芯にした30ミリガトリング砲を装備していて、戦車や装甲車などの地上目標を攻撃して地上部隊を支援することに特化した機体だ。

A-10が在韓米軍基地から発進したとして、行動範囲はおそらく38度線付近だろう。北朝鮮の機甲師団は実戦行動できるほど燃料を持っていない。ただ、非武装地帯の後ろには、ずらりと並んだ長距離砲がひしめいている。A-10が狙うとすればこいつらだ。

北からの砲撃に韓国軍が無力であることは、2010年11月の延坪島砲撃事件で実証済みなのである。



さて、B-52を嫌うがきデカはバンカー・バスターを怖がっていることがはっきりした。しかし北朝鮮はミサイル輸出国であり、短・中・長距離の各種サイズをカタログに載せて中東へ販売攻勢に出ている。

つまり「マックス・サンダー」は25日までだが、この25日前後にイランが(イスラエルやサウジに対して)行動を起こす可能性は一定量あると考えておくべきだろう。

そうなると「マックス・サンダー」はもう少し延長されることになって、「ロナルド・レーガン」が動き出す。

「マーシー」が来るということはそういうことなのだ。毎正時のテレビニュースには気を付けよう。



朝鮮中央通信では、このような情報のことを「よく調教されている」と評したが、はっきり言おう。「そんなの関係ねー!」


【追記】

朝日新聞より文章が上手いとお褒めの言葉を頂戴したが、正直申し上げて「あんなのと一緒にすな!」



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