小麦色の記憶

この季節になると「小麦色」という単語を耳にする機会があるが、いまどきの人はどれだけ小麦畑を見たことがあるだろう。

「小麦色」がどれほどの色なのかを知って使っているだろうか。

私がかつて北海道の帯広で仕事をしていた際に目にした季節の変化はとても刺激的だった。

赴任したのは4月のことで、まだ深い積雪で周囲は真っ白だった。

やがて5月の連休を過ぎると、徐々に雪が融けてゆき前年の刈りあとである枯葉色の大地が姿を見せる。

帯広の周囲はミルクロードと称されるほどの牧草地だったからだ。

6月に入ると遅霜に遭いながらも牧草地にはタンポポが群れるように花を開く。真っ白だった大地が、枯葉色の姿を見せて、やがて一気にタンポポの黄色い絨毯に染まる。

そのタンポポは幾日もしないうちに白い綿毛へと変化する。

一方で、牧草地ではない耕作地では麦の苗が植えられており、耕された黒い大地は数日で新緑に変っていた。

あるいはビートだとか馬鈴薯やニンジンなどが作られた。

九州育ちの私は、そうした風景の色の変化に感動した。

1日1日の窓から見る風景がどんどん変わってゆくのである。

やがて緑一色だった小麦畑が、ある日突然のように黄金色に変り、やがて黄金色から茶褐色へと変化する。

小麦用の大型ハーベスタの出番だ。床屋のバリカンのようにどんどん刈り取って行く。

J・D・サリンジャーが書いた『ライ麦畑でつかまえて』という小説を読んでいた。




スポンサーサイト

朝鮮半島のTHAAD

アメリカが、韓国内にある在韓米軍の基地内にTHAADミサイルを配備すると発表したことで、朝鮮半島は大混乱になっている。

北朝鮮は配備される在韓米軍の基地を攻撃目標とする一方で中国政府も激しい不快感を示している。

そして韓国メディアは、韓国にTHAADが配備されることで最大の恩恵を受けるのは日本だとして、相も変わらず日本攻撃を忘れない。

THAADミサイルを運用する際のXバンドレーダーの情報は韓国が管理して日本へは渡さないとか言っているらしいが、在韓米軍の基地の中に米軍の設備が入るのだから所有権が韓国にあるわけではない。

それを言うのであれば戦時作戦統制権を韓国に渡せと言うのが先だ。



韓国の戦時作戦統制権をおさらいしておこう。

1950年の朝鮮戦争時に、韓国政府は米軍主体の連合軍を派遣してもらうために自軍の作戦の指揮権をマッカーサー国連軍司令官に委譲した。

すなわち「私ひとりでは戦えないので、国連軍の指揮下に入ります」ということになったわけだ。

しかし1988年から発足したノテウ政権の時代に韓国軍への指揮権の返還要求が起きた。つまりノテウは「自分の護りは自分でやる」と言い出したわけだ。

1994年には平時作戦統制権が国連軍から韓国軍へ移管された。

そして2003年から政権についたノムヒョンの時代になって自主国防の機運が高まり、平時だけではなく戦時の作戦統制権も韓国軍へ移管せよとの要求を出した。

こうした流れは、キムデジュン政権から起こった南北会談と太陽政策が深く関わっている。つまり北朝鮮にとってみれば南の国連軍(在韓米軍)は邪魔で仕方がなかったわけであって、出て行かせる方法はないものかと思っていた。

そのために工作活動によって親北政権を立てて米韓同盟にひびを入れさせた。在韓米軍にとってみれば作戦の統制権を韓国が握るということは戦闘状態になった場合に韓国軍の指揮下に入るということであって、それはできない相談だ。指揮権を移管するということはすなわち朝鮮半島から連合軍が撤退してグアムもしくは日本へ移るということを意味している。

折しも北朝鮮が着実にミサイル開発を進めていた頃であって、軍事境界線を守るにしても韓国国内に部隊展開をしても意味がないのではないかという論議がアメリカ国防部でも起きていた。

北の動きは衛星で監視できていて、いざとなったら在日米軍基地から戦闘機なり爆撃機なりを飛ばせば良いわけだ。日本の基地は海自のイージスミサイル護衛艦が守っている。横須賀を母港にしている原子力空母を佐世保に回すというテもある。反米感情が高まっている韓国に兵力を置く意味が減って来ている。

そういった事情を知ってか知らずか、ノムヒョンは指揮権の移管を要求した。さぞやアメリカ国防部は慌てるだろうとでも思ったのかも知れない。

ところがあっさりとアメリカはそれに合意して見せた。「返すよ」と言うことは「出て行くよ」という意味を持っている。

朝鮮半島のためだけに3万人近い兵力を置くことは不合理であって、それにはイラクやアフガニスタンの紛争も絡んでいた。

アメリカはあっちもこっちも睨む必要があるのに、韓国は自国のことしか考えていなかった。

ノムヒョンは親北政策を推し進めてアメリカとの距離を置こうとした。北の工作の成果だ。

ところが韓国政府の野党や国防部を中心にして、米韓の指揮権の移管合意に対して強い批判が出た。

2008年に政権を握ったイミョンバク(ネズミ男)は移管時期の再検討と繰り延べをアメリカに求めた。この流れは現在のパク政権でも同じである。

このことは、日本の沖縄基地の問題と非常に良く似ていて、中国にきわめて近い知事が「米軍出て行け」とノムヒョンと同じ立ち位置にいるわけだ。




では日本にTHAADミサイルは必要なのか。答えはNOだ。

地上配備型のXバンドレーダーそのものはすでに日本国内に配置されていて運用を開始している。123㎡のレーダー面に8万1千個のレーダー素子を並べたフェーズドアレイ型で4000km先の弾道ミサイルを探知する。中国が嫌っているのはミサイルそのものと同時にこのXバンドレーダーなのだ。

だがそれがTHAADではない。

韓国が言っている「情報を共有」するかしないかというのは実はこのレーダーの情報のことであってミサイルシステムはまた別のことだ。知らずに言っているだけだ。

日本の自衛隊はイージス艦にSM3を、陸自にはPAK3がある。THAADミサイルは射程距離が200kmであるのに対してSM3161Bは400kmあり、イージス艦は当然好ましい位置に移動することができる。

日本のXバンドレーダーはゲリラ豪雨などの予報にも活用されていて、天気予報もろくにできない韓国とは比較にならないのである。

防衛省の技術研究本部はFPS-5という独自のXバンド早期警戒用レーダーを開発している。

このフェーズドアレイ技術があればこそ、F-3戦闘機が開発できている。韓国のK-FX(次期主力戦闘機)が開発できないのは独自技術を持たないからである。

そもそも韓国の発想の根本にあるのは、「輸出を増やしていかに外貨を稼ぐか」ということであって、兵器開発も輸出したいがためだ。日本のように「防衛のため」にやっていることではない。

なぜならば首都ソウルには国民の25%の人口が集中していて軍事境界線にあまりにも近い。だから戦争など起きてもらっては困るのだし、国防が必要になる事態は絶対に避けたいのだ。

戦車を作ったり軍艦を建造したりするのは、外国に買ってもらいたいからだ。日本とは発想の根本が違っている。

イージス艦の艦橋にでっかい平面レーダーがあって、あれがフェーズドアレイレーダーなんだけど、ものすごい電気出力を出す。だからレーダーが稼働している際は甲板に乗員が出ることは禁止されている。

それは地上配備型のレーダーも同じで、強い電磁波を出している。当然消費電力も半端じゃない。

安倍政権が原子力発電の再稼働に前向きなのは、そういう事情もあるってこと、知っておいて損はない。

韓国の寝言に構う余裕はどこにもないが、沖縄で起こっていることは朝鮮半島とまったく同じだという認識が必要になる。

そしてパク政権が韓国国民の支持を失いつつあるという意味では、再び親北政権に戻る可能性が高まっているということなのかも知れない。

さあ、ミセス・チャイナマネーの異名を持つ女と、韓国嫌いの男のどっちがアメリカ大統領になるか、それ次第で東アジア情勢は一気に流動化するだろう。



ジカ熱GO

フィリピンに滞在歴がある日本人女性(30代)が、日本国内でデング熱を発症して死亡したと厚生労働省が発表したのは7月23日のことだった。

2014年に代々木公園で患者が発生したとして、立ち入り規制をおこなって消毒作業などを実施したのは、反原発集会を阻止しようとする政府のたくらみではないかとする流言飛語が飛び交ったが、初期治療を適切に受けないと死亡する危険性があるということになる。

さらに、このデングウイルスが属するフラビウイルス科フラビウイルス属の仲間に、いま南米で広がりを見せているジカウイルスがある。

リオオリンピックまであとわずかだが、消毒作業はあまり効果を見せていないらしい。

出場選手は仕方がないとしても、テレビリポーターなどの女子アナの中には、派遣をいやがる向きもあるという。奇形児出産のリスクがあるからだそうだ。

それに加えて警察までもがストライキをおこなうなど、治安レベルは極度に低下している。

ISに関係していなくても、自発的なテロは起こり得る。

さらに日本ではポケモンGOとかいうスマホゲームで良い歳をした大人までが遊びに興じている。

ゲームなら屋内でやれば良いものを、公園や道路でやるから交通事故が多発している。

たぶんだが、今年の夏には首都圏でジカ熱もしくはデング熱が流行する危険性が高いだろう。地方にはポケットモンスターがあまり出ないと聞く。

文字通り「命がけ」のゲーム遊びになるわけだ。

ポケモンGOをやるとスマホのバッテリーが急激になくなるとかで、予備バッテリー関連の商品がバカ売れしているとのことだが、私ならバッテリーの心配の前にスキンガードを買う。

日本へのテロには機関銃は要らない。ウイルスを持ったやぶ蚊がいればそれで済む。産卵のために吸血するメスの蚊は、5人くらい刺さないと満腹にならないらしい。蚊の数かける5? 救急病院がパニックになるだろう。



あと、中東ではまだMARSによる死者が出てるっつうから、東京都知事選などといったローカルニュースを全国放送してるヒマはないと思うのだがいかがだろう。




悪質なのはどっちだ

相模原で大量殺人事件が起きた。

人数を比較するのは不謹慎だが、沖縄の軍属が起こした強姦殺人と悪質さはどちらが重いだろう。そう、どちらも同じ悪質さなのだ。

だが、それを利用して国家間の安全保障を言い立て『米軍は出て行け』と叫ぶのはどう見ても『誰かの利益』につながるようにしか思えない。悪質なのは彼ら基地反対派でもあるかも知れない。

そして国際法を無視して仲裁法廷を紙くずだと言う中国も悪質さはどうなのだろう。

正しいことを正しいと言える社会が、なぜヘイトなのか、誰か教えてほしい。

放送局にも新聞社にも、警察にも官邸にさえも『獅子身中の虫』がいる。

彼らが寄ってたかって日本国民をミスリードして来た。『報道の自由』の名を借りて。

平和とはホールドアップすることではない。

私のふるさとの長崎では、雲仙普賢岳の噴火災害時に駆けつけてくれたのは佐世保相浦駐屯地の陸上自衛隊普通科連隊だった。

そのことを忘れない。




夏の留守番

日頃自宅にいる私に、女房どのが甘酒と梅昆布茶を買って来てくれた。

甘酒の方は「飲む点滴」とも言われていて、砂糖不使用の米どころ新潟のもの。

仕込みのもち米のつぶつぶ感がなつかしい、世界に誇れる日本の発酵飲料だ。

韓国のお酒マッコリが、ほとんど外国産米を使ってたとかで、偽装表示の問題になってるんだとさ。まぁどーでも良い話じゃあるけど。

梅昆布茶の方は熱中症対策でテレビで言ってたらしい。

運動時にはスポーツドリンクが良いんだけど、下痢や嘔吐などで脱水状態になった体にはスポーツドリンクでは糖分が多すぎるらしい。

失われたミネラルや塩分などを効率よく補うには経口補水液ってのが出ているらしいけど、その両者の中間に位置するのが梅昆布茶なんだってさ。

それを常温で500cc作りだめしてペットボトルで冷蔵庫に冷やし、1日で飲みきる。

ポカリスエットの低カロリーバージョンのイオンウォーターってのが出ているけれど、梅昆布茶の方が何となく親しみがある。



私の夏の定番はステテコにうちわと決めている。(急に回覧板とか来たら、ちょっと慌てるが)

エアコンは室温が35℃を回るまではかけない。昔は30℃を超える日は少なかったから、夏が暑くなっていることは事実のようだ。

飼い犬を散歩させるにも、昼間の時間はアスファルトが焼けているから過酷になるんだとさ。

しかも自動車がアイドリングして冷房してる。排気管の高さと犬の鼻の高さがほぼ同じなんだってさ。

足は熱くて吸う空気は臭い。散歩は朝にかぎる。

ってか、土の散歩道がないような環境で犬を飼うのは無理だってことかも知れない。

しかし今年の夏は西日本と東日本で両極端になっている。どうしたんだろう。



近所のミケが来ないかな。甘酒は飲むだろうか。んなわきゃねぇか。昆布茶はどうだろう。





台湾を理解する

かつて香港に仕事で出向いたおりに台湾の上空を旅客機が飛び『緑が多い島だな』と感激した覚えがある。

砂漠化が進んでいるとされる北京周辺ではこうは行くまい。ひとつにはフィリピン周辺の湿った暖かい大気が大量の雨をもたらしているからなのかも知れない。

岩がゴツゴツと露出している朝鮮半島の景色ともちがう。どちらかと言えば日本列島に似た景色だ。

これには黒潮と呼ばれる世界有数の海流が関係している。赤道の北側を西向きに北上して房総半島沖で親潮とぶつかって東に向く。

台湾に人類が居住するようになったのは300万年~1万年前の氷河期の終わり頃だったとされていて、その頃は海面が低かったために大陸と地続きになっていたらしい。

ところが氷河期が完全に終わって海面が上昇して離島になり、黒潮海流が流れるようになると、南洋諸島から別の部族が船を使ってやってきた。一部には琉球や九州にも及んだとされている移民であり、彼らの子孫はハワイにまで達したとされている。

海流に沿って移住すると比較的移動が楽なんだよね。

こうやって大陸とはちがう部族が台湾の原住民となって棲みついた。それはいくつもの部族に分かれていて、もともとポリネシアあたりの生活文化を持っていたために、首刈族とかもいたらしい。

16世紀の明の時代に入ると、漢民族や倭寇(日本人というよりは琉球人だったのではないかと推測される)が棲みつきはじめ、大航海時代のオランダやスペインが進出してくるようになった。

種子島に鉄砲を伝来させたりフランシスコ・ザビエルなどが布教に来たのも、この台湾から出発したのではないかとされている。

17世紀に入ると、台湾南部がオランダ統治になり、北部がスペイン統治になった。豊臣秀吉の時代である。

オランダは東インド会社を台湾に作り、明朝が領有していた土地を占領し、福建などから大量の漢人を移住させて台湾を開拓させようとした。

つまり植民地なのだが、台湾の原住民に大陸の漢人を混ぜ込んでしまった。現在の台湾に本省人と外省人が混在する原因はオランダが植民地化するために起こしたものだった。

しかし明朝が清朝から滅ぼされようとしていたこの時期に、明朝の軍人だった鄭 成功(ていせいこう)が抵抗運動を起こし、台湾に渡って軍事政権を打ち立てた。

そのためにオランダ軍は討ち払われることになる。

だから台湾の歴史から言えば、孫文と蒋介石と鄭成功が国神とされているのだが、いずれも大陸からやって来たいわば侵略者であることに代わりはない。

ちなみに鄭成功とは福建省出身の父親と長崎の平戸に住む日本人の母親との間に生まれたハーフである。なぜ平戸に福建省出身の父親がいたかと言うと、モンゴル帝国に由来する満州族によって明朝が滅ぼされ、明朝の皇族たちはばらばらになってあちこちに亡命政権を作ろうとしたからである。鄭成功にはその血が流れていた。

本来の台湾原住民は、オランダの植民地計画や大陸の明と清との争いなどに振り回された経緯があるわけ。

しかし自治政府を持たない部族は、力の強い民族に身を任せるしか方法がなかった。野望を持っていたオランダは進出からたった37年で鄭 成功から駆逐された。半分は日本人の血が流れる鄭 成功が台湾から白人を追い出した格好になった。

そこで反清勢力を台湾で育てようとしたんだけど、清朝からの攻撃を受けて鄭一族は降伏せざるを得なかった。

だから大陸の権力争いの代理戦争の場に利用されたということ。

ただ鄭 成功が台湾独自の政権を建てたことは歴史上の事実であって、台湾開発はここから始まっている。だから現代の台湾人の精神的支えになっている。

鄭一族を滅ぼした清朝だったが、台湾を領有したものの「化外の地(けがいのち)」として清朝皇室の支配する領地ではないとした。つまり「中華文明に属さない土地」という意味であり、この時点で主権を放棄した形になっている。

だから清朝の統治が及ばない未開の地になり、福建省や広東省などの貧窮民や海賊などの荒くれ者が棲みついた。これらの理由で「台湾には乞食と泥棒しかいない」とまで言われた。

その後、ヨーロッパ諸国がアジアに進出して来て、清朝は「アロー戦争(1858年)」「清仏戦争(1884年)」と戦争を戦うことになる。

1871年に起きた「宮古島島民遭難事件」は興味深い。宮古島の船が台湾付近で遭難し、台湾に漂着して避難者は山中をさまよった。このうち54名が台湾原住民によって殺害される。日本政府はこの事件に対して清朝に抗議したが、台湾の原住民は化外の民(けがいのたみ)として、清朝は無関係を通達して来る。これに激怒した日本政府は明治7年に台湾出兵を実施する。

清朝に抗議しに行った副島種臣は門前払いを受けて帰国し、征韓論に敗れた西郷従道に台湾征伐の命を下す。明治7年のことだった。

征韓論と微妙に関係していることがわかる。

西郷は兵員3658人を複数の軍艦に乗せて長崎を出港。清国政府の要求を無視して激しい戦闘を加え降伏させ、殺害された琉球藩の船員らの遺骨を集めて埋葬した。

こうした日本と清国の関係性は、明治27年に発生した朝鮮国内における甲午農民戦争をきっかけとする日清両国の出兵によって日清戦争へと発展する。

すなわち日本と台湾、日本と朝鮮は何も無関係ではないということが明らかになって来る。

そして、日清戦争に敗れた清国は、明治28年の下関条約において朝鮮の独立を認めると同時に台湾の統治を日本へ譲った。

しかし清国に触手を伸ばしていたロシア・フランス・ドイツが日本へ対して遼東半島の割譲を返上するように日本政府へ圧力をかけた。これが世に言う「三国干渉」である。

遼東半島とは、大陸の喉先に突きつけた匕首のような軍事拠点であり、日本に握られてはこまるわけだ。

それとは反対に欧州列強が割譲を認めたのが台湾だった。

日本政府は「農業は台湾、工業は日本」と分担する計画で、台湾の農業振興のための灌がい事業や農作物の多様化などに資金を投入した。

一方で天皇陛下を頂点にした臣民思想のもとに、台湾の人々に教育をほどこし、行政機能や経済能力を高めるために数多くの優秀な人材を日本へ留学させたりもした。

これは朝鮮でも同様なのだが、清国の属国だったか捨て子扱いされたかで結果は大きくちがって来る。

当時の台湾は衛生状態が非常に劣悪で、飲み水さえもが多種の病原菌で汚染されていた。近代的な上下水道を完成させたのは後藤新平であり、農業用水を確保するための烏山頭ダムを建設したのが八田輿一だった。台湾の本省人の多くが日本の統治時代を高く評価しているのはこういった理由がある。

大東亜戦争が勃発すると台湾も米軍の爆撃を受けるようになり、台湾の工業化は道半ばにしてついえる。

第二次世界大戦の終結後、連合国に降伏した日本軍の武装解除をするために蒋介石率いる中華民国政府軍が上陸する。この時点では中華民国が中国全土を支配していたのであって、台湾が日本から返還されるということは「台湾も含めたすべてが一つの中華民国である」という図式が生まれることとなった。

がしかし、蒋介石率いる国民党軍はあまりにも粗暴で教養もなく野蛮だったことから、地元の台湾の人々は「日本の方が圧倒的に良かった」として、侵略者を忌み嫌った。

一方で大陸では、毛沢東率いる共産党軍が日本軍が撤退したあとの北京を占領して国民党軍を蹴散らした。

たまらず敗走する国民党軍は台湾へ逃げた。

だから現在の台湾には、もともとの住民と国民党軍関連の兵士や家族や国民党を支持していた経済人・文化人などが移住して来た二種類に分かれている。

日本政府が苦心してインフラ整備を成し遂げた台湾に、ただ同然で乗り込んで来ることができた国民党は「外省人」と呼ばれながらも台湾のあるじのようにふるまった。

だから台湾のすべてが親日ではないという理解が必要だ。

少し長くなったが、これが台湾の近代史である。




皆さん、ご機嫌よう。







グの音

今年2月のことだった。

高市総務大臣の放送法関連の答弁を受けて、「私たちは怒ってる」とする(自称)ジャーナリストの面々が名乗りを挙げた。

朝生の田原、ニュース23を降ろされたちょび髭岸井、報道特集の金平、週刊ニュース新書の田勢、そして大谷と青木と鳥越。この7人だ。

今になって考えた場合、これら(自称)ジャーナリストの面々がマスコミを牛耳っている向きがあって、だから都知事選で恥を繰り返している男のことを正面から伝えたがらない風潮を作っているかのようだ。

つまり彼らの主張に反するものは「すべて悪だ」と決めつけているのであって、報道の自由の名のもとに、好き勝手な報道が許されると思い込んでいる。

本当は国民の「知る権利」こそが大事なのに、いつの間にか彼ら(自称)ジャーナリストが「報道の自由」を言い出して偏った報道を繰り返していた。

朝日新聞の従軍慰安婦強制連行報道がまさにそうだった。「報道の自由」と「真実の報道」はイコールではないと証明された。

だから「私たちは怒っている」という主張の「怒っている」とはいったい何に向かっている言葉なのか。

逆に仲間であるならば、なぜ鳥越候補の街頭演説に誰も応援に出向かないのか。なぜガラガラの閑古鳥状態を放置するのか。

同じ知事候補の桜井のことを、なぜ無視してかかるのか。マックおじさんはどうだ。

「報道の自由」とは、報じる自由と同時に報じない自由もあることを隠したかったからではないのか。

ちょび髭岸井よ、グの音も出まい。




介護離職とは

○ 家族の介護のために、現在の職場に辞表を出すこと

× 介護士が、低賃金のために介護職を辞めること(どこかの知事候補の理解)



あぁ、何という低レベル・・・。

メディアは完全に無視してるけど、こいつがアホ垂れ流し続けるから、桜井誠の方がまともに見えて仕方がない。







捧腹絶倒

鳥:「一緒にご唱和願いたいと思います。」

鳥:「『一緒に東京を作りましょう。』」

鳥:「いいですか?」

鳥:「『一緒に新しい東京を作りましょう。』」

客:(???どっち???)

鳥:「それでは行きます。」

鳥:「いいですか?」

鳥:「『東京を』」

客:(???え???『一緒に』じゃないの???)

鳥:「『新しい』」

客:(???え???『新しい』???『一緒に』は???)

鳥:「『東京に』」

客:(???『東京を』じゃないの?『東京に』???)

鳥:「『かえよー』」

客:(???え???『かえよー』なんて言ってたっけ???)

がん保険 販促部

かつて厚生労働大臣を務めた人物が、子宮頸がんワクチンの優先認可に向けて動き、公費補助によって全国の女の子たちが対象になるという作業をしていた事実があった。

ものすごい莫大な人数が対象となって、しかもその予算は国民の社会福祉費から拠出されるのであって、その利益は日本医師会と製薬メーカーが折半することになった。

あのまま副反応が出なければ、今後毎年毎年進級する女子が全員対象となるのであって、笑いが止まらないことになっていた。

劇症型の副反応が出たことによって、厚労省は「積極的な接種指導はしない」としたものの接種自体は個人の判断に委ねるとして公費負担は継続している。

役所がいちど決めたものはなかなか改まることがない。「失策の実績」を残したくないからだ。特に医薬品関連になると薬害問題に発展しかねないので罪は重い。

国民の資産(福祉予算)と健康の両方を、一握りのシロアリが食いつぶしてしまおうと企んでいる。

このことは本ブログで何度も取り上げて来たから、ご存知の人も少なくないと思う。




ところが、このことと実に良く似た話が飛び込んで来た。

「がん検診の100%受診」を選挙公約に掲げているある人物がいる。

その者自身ががん疾病の経験者だからそのような発想になるのだろうと変な納得で誰もが受け止めたが、実はこの者、がん保険の会社の求めでがん検診の講演を請け負ったという。

講演料は1回あたり100万円で合計数千万円になったという。

有名人だけに客寄せパンダの働きは効果があったわけであり、保険契約の延びにもつながっただろう。

それだけだったら「よくありそうな話だ」で終わる。現にお笑い芸人の一人もテレビCMに出てがん保険の必要性を説いている。

民間企業が有名人を使って売り上げを伸ばそうとすること自体は別におかしなことではない。

しかしこれから公人になろうとする人物が「がん検診の100%受診」を言い出すと「ちょっと待てよ、それって反則じゃねぇか」ということになって来る。

行政が、特定業界・特定企業の利益に直結するような制度を作るのはどう考えても変だ。

がん保険と言えば誰もが知るアヒルさんの会社だ。アメリカ人のがん発症率が減少傾向にあることから、マーケットを日本に広げようとして小泉内閣を言いくるめ、郵便局にも売らせるように仕組んだあの会社である。

日本の食品行政は、欧米が禁止もしくは規制しているような化学物質でもフリーパスで通過させるために日本国内のがん発症率はまだ増加傾向にある。

だからがん検診そのものは有効なのかも知れないが、講演会で数千万円も受け取った人物が「100%受診」を言い出すとあまりにも不自然だ。

そして検診でがんが見つかった場合は保険に入るのが難しくなる。だから100%受診となると、先に保険に入っておこうとする意識が働くことになる。(越後屋、おぬしもワルよのう)

元厚労大臣が特定の製薬メーカーの利益に関与したこととほとんど変わらない。

対立候補がテレビ番組で「がん保険のCMみたい」と言ったとか。最初から知ってましたね。

政党が閣僚の「身体検査」をやると良く言われるが、対立候補の相手の「身体検査」もやるのか、恐れ入った。






検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR