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安倍スピーチ

まつこさんではないけれど、夜更かしして総理のアメリカ議会での演説をライブで観た。
日本の指導者がアメリカの議会でスピーチするのだから、中国とか韓国の話題を示す必要は何もないのであって、「歴史は取り返しのつかない苛烈なもの」だと表現した日米の戦いに絞った原稿はよくできたものだと感じた。
戦争を通してアジア諸国へ与えた苦しみについては、サラリと梅酒のように触れたものの、中国や韓国を名指しした謝罪などの文言は何もなかった。

それで良い。そこはアメリカ議会なのだから。日米のことに集中して何が悪い。

例えば日本軍が戦ったインドネシアはオランダの植民地だった。
そこにはアメリカ軍は一人も居なかった。
戦った相手はオランダだった。
もちろん日本の目的の一つがインドネシアの地下資源だったことは事実だが、だからと言ってオランダ兵もインドネシア人も皆殺しにしようとしたかと言うと、そんなことはない。
インドネシアはオランダ、フィリピンはアメリカ、ベトナムはフランス、インドはイギリス、あらゆるアジアの諸国が白人国家の植民地になっていた。
ヨーロッパの繁栄はアジアやアフリカから搾取した資源で成立していた。

白人社会は有色人種を見ると奴隷にしか見えないらしく、インドネシアでも相当に虐められたらしい。(姪が現地に嫁いでいるから、詳しい話を聞くことができる)
白いドレスを着たオランダ婦人の荷物を担がされたのは、まだ5歳にも至らない現地の少年だったりしたそうだ。
メイドとして雇われた少女は、いとも簡単に乱暴されて妊娠すれば解雇される。そして大量の地下資源や農産物などが東インド会社の手でオランダへ運ばれて行き、現地には貧しい暮らしだけが残る。

これらアジア一帯に広がっていた植民地を一掃させようとしたのは日本ただ一国でしかなかった。
当時の中国は日清戦争に敗れ、王朝が滅び、国民党と共産党が内紛を起こしていただけ。
朝鮮は日本の委任統治下に置かれていて、(日本軍としての)兵士募集に群がるように応募している。
清国から割譲された台湾では、日本のインフラ整備によって近代国家の基礎を作り、高雄族などが日本軍として参加して南方戦線で活躍している。彼らはジャングルでのゲリラ戦を得意としていたそうだ。
日本以外の全てのアジアは自分のことで精一杯だったわけ。他人のことに構っている暇はどこにもなかった。
ただ日本だけが孤軍奮闘して連合軍と戦った。
日本は原爆というダメ押しで敗戦国になってしまったが、そのことによってアジア諸国が独立する道が開かれた。
日本が負った犠牲は大変なものだ。
東京大空襲クラスの攻撃を受けた国があっただろうか。
原爆を落とされた国が他にあるだろうか。
中国や韓国が何やら騒いでいるが、どっちが加害者でどっちが被害者だと言うのか。
私は被爆者二世である。

首相の演説に話を戻そう。
バイデン副大統領は「アジア諸国に共感を示した点に最も好感を持った」と評価している。
実は安倍首相の議会演説を妨害しようと、事前に韓国系団体が露骨な工作を進めていた。
副大統領が知らない訳がない。

イタリア系アメリカ人はアメリカ人だ。ロシア系アメリカ人もアメリカ人だ。だが韓国系アメリカ人はアメリカ人ではない。彼らは韓国人なのだ。
だからアメリカ国内で韓国のための工作をやろうとする。それに最近気が付き始めたアメリカ人は鼻をつまむようになって来ている。
バイデン副大統領が安倍演説を好評したのは、韓国系団体への当てつけという意味合いも少しはあったのかも知れない。
モンデール元駐日大使も「Aプラス(最高評価)だ」と述べている。

一方のマイク・ホンダ下院議員は声明を出した。
「慰安婦に対する旧日本軍の組織的残虐行為の責任から逃れようとすることは恥ずべきことだ」と。
どうして日本の総理大臣がアメリカの議会で演説するのに、従軍慰安婦などというテーマを持ち出さなければいけないのか理解に苦しむ。
そもそもアメリカの公文書で「旧日本軍による慰安婦の強制連行はなかった」と明らかにされていることではないか。
マイケル・ヨン氏に聞いてごらん。トニー・マラーノ氏でも良いよ。
アメリカの公文書で否定された話について、アメリカの議会で安倍さんが「謝罪」する訳がないじゃないの。そうでしょ?

アメリカの議会員というものは、上院議員と下院議員に分けられているのだけど、一般有権者が投票で選ぶことができるのは下院議員だけ。
上院議員は下院議員が選ぶ。
つまり下院議員であるホンダは常に票田を意識し続ける必要があるわけ。
それは票でありカネでもあるわけ。
だから韓国系市民の耳に心地よいような発言を続けるしかないってわけ。

そして本日の中国メディアは「歴史問題と慰安婦問題への謝罪を拒否した」と強く非難した。
演説の何を聞いていたのだろう。
安倍総理は『希望の同盟』と表現して、日米同盟を誇張している。
子供じみた勘違いがあるのではなかろうか。
日米同盟を強化しようとする流れの中で、対立する中国への謝罪など出るはずがないではないか。バカも休み休み言うが良い。

安倍首相のことは個人的には多少好き嫌いはあるのだが、いま舞台に上がっている役者の面々を見てみよう。
オバマ、安倍、習、キャメロン、メルケル、プーチン、そして朴。
さて、主役は誰だ?
劇のクライマックスで誰が名演技を打つかどうかはまだわからないけれど、習と朴は舞台のそでで半分カーテンに隠れているような雰囲気だ。もう少しで朴は楽屋に下りて弁当でも食うだろう。
だからこそ大声で野次を飛ばしているのだろうが、どうにもみっともない。

昨夜の安倍スピーチで第二次大戦で若くして命を落としたアメリカ人兵士に哀悼の意を表し、スタンディングオーベーションを受けた。
安倍氏は硫黄島に足を運び、埋もれたままになっている日本兵の魂に向かって土下座をしている。
靖国神社への参拝もそうだ。
つまり、アメリカ兵の魂へ哀悼の意を表し、それが歓迎されるのであれば、靖国神社への参拝のどこがおかしいのかという論法になる。
対立国である中国ならまだしも、韓国は靖国参拝に文句を言えなくなって来る。

朴ちゃん、いよいよ切羽詰って来たらしい。



皆さん、ご機嫌よう。






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硬派な話


あのね、私は『正しいことを正しく知』りたいだけなのです。
それは日韓の問題であっても、原発の正体であっても同じこと。

原発の場合は莫大な利権がからむ話だからウソも言い放題だし、あたかも真実のことを「風説の流布」のように言いたがる。
しかし我々国民は本当の事が何なのか知らされていない。
だから右だと言われればそうかなと思うし、左だと言われればまたそうなのかなと思ってしまう。

そこに渇望が生じる。「真実は何だ!」という。

日韓の歴史問題に関しては、真実と言うよりも事実の話だろう。

『歴史は勝者が作る』といったセオリーがあるんですが、日韓の場合は敗者が創ったきらいがある。
日本が敗戦後アメリカ(連合軍)に占領され、徹底的に自虐思考を叩き込まれた結果として、この『歴史は』という部分に逆転現象が起きてしまった。
敗者が創ることをアメリカが容認したわけです。何故ならば東京裁判こそが法に反する所業だったから。
そこに誕生したのが左翼朝日新聞であり、社会党でもあったわけ。
南朝鮮の増長を許したのは彼らでもあったわけです。

そこで、終戦直後にはなかったような『南京大虐殺』だの『従軍慰安婦』だのという作り話が出て来ることになる。
日本は外国からの犠牲になっただけではなく、こうした売国奴が内部から涌きだしてしまったわけですね。

尖閣列島のことも竹島のことも全部そうです。

私が通った小学校の教師は、『北朝鮮はこの世の楽園だ』と子供相手に明言していたのです。
私が育った長崎には、平和祈念像というものがあるんですが、この作品を作った彫刻家の西村なにがしという人物は、戦時中はどんな像を創っていたんでしょうか。
それが朝日新聞の変身ぶりと重なって来るんです。

『少年H』という映画がありましたよね。
軍事教練の教官が、終戦と同時に手のひらを反して・・・

だから当時のことは『真実』ではなく『事実』を見つめる必要があるんです。

もう、このブログで数えきれないほど書いて来た『ヨーコ物語』。
だれとは言わないけれど、私の身内にも経験者が居るんです。
朝鮮半島から命からがら脱出して来た人が。

だから『ヨーコ物語』なんてウソっぱちだと主張する朝鮮人は許せないのです。
かつての上司には、シベリア抑留を経験した元将校もいましたよ。
全部実体験として聞いています。

「真実」と「事実」が知りたい。
それは現在の韓国の国民自身が思っていることではないでしょうか。
自国の政府からウソ八百で騙され続けて来た国民なのですから。

ある意味では、哀れな民族だと思いますよ、心から。


まぁ、とりあえずそんな所から・・・・はい。




映画のこと

もう最後に映画館に行ったのは何年前だったろうか。
コンプレックスになった頃には卒業していた。
最後に女房どのと観たのは、はて何だったろうか。
『インディペンデンス・デイ』だったろうか。それとも『デイ・アフター・トゥモロー』だったろうか。何かそんなジャンルだったと思う。

しかし映画館通いで育った私は、いろんな思い出がある。



二十代だった頃、当時つきあっていた女性と『悪魔が来たりて笛を吹く』という横溝正史のミステリー映画を観に行った。
そこで、劇中で最も恐怖が高まる場面で停電が起きた。
当然スクリーンは真っ暗になり、天井の照明も消えた。
客席のあちこちから「キャーッ」という女性の悲鳴が相次いだ。
私の連れはけなげにも大人しくしていたが、突然私の耳元で「ギャーッ!!!!!」と叫び声を上げた。
どうしたのかと振り向くと、映画館の職員たちが、一列になってローソクを持って入って来たのだ。
それはもう、お化け屋敷の怖さではなかった。



建築工事で出張した先で日曜日になった。
同じ現場で作業をしていた若者が、休日はどうするのかと聞いて来たので、「つきあおうか?」と答えた。
彼はうれしそうに「観たい映画があるんです」
連れて行かれたのは『E.T』だった。
まぁ良いかと思って隣り合って席についだが、見回すと子供連れの親子ばかりだった。
やがて映画が始まった。
後ろの席の子供が、「このあとこうなるんだよ」と解説してくれる。その解説は映画が終わるまで続いた。
あの子はきっと将来、映画評論家になっただろう。



帯広に居た時だ。
『八甲田山』という映画があった。
新田次郎の「八甲田山死の彷徨」が原作で、それを読んでいた私は楽しみにしていた。
ところが映画館の座席につくと、背後からぞろぞろという一団が入って来た。
陸上自衛隊の制服を着ていて、指導教官がなにやら指示をしていた。教育隊だったのだろうと思う。
映画が始まった。
彼らは物音ひとつたてずに非常にお利口さんにしていたが、冬山での遭難場面になると誰ともなくすすり泣く声が聞こえて来て、やがて北王子欣也のひつぎを前に高倉健が慟哭する場面になると一斉に全員が大声を上げて泣き出した。
自分らも雪中行軍の訓練を経験したのだろうが、あれにはまいったね。



何の作品かは忘れたが、博多で時間潰しに入った映画館で館内放送があった。
「半ズボンに黄色いシャツを着たお子さんが泣いてアリます」
完全な博多弁だった。



最後に、映画館ではないのだが、長距離バスに乗った際に映されていたのは黒沢作品の『まーだだよ』。所ジョージとかが出ていて結構面白い作品だった。
しかし、クライマックスの場面になって私が下車する地点に着いた。
そのままで、話の終わりを知らないまま現在に至っている。



お後がよろしいようで。





留守番

なんか気温の上昇下降がジェットコースターのようで体がついて行かない。
それに加えて体の変化が半端ない。

つい先日までストーブの世話になっていた頃は、室温が19℃くらいになると暑いほどだった。
「しばらく消せよ」
と言うほどだった。

それが桜が咲く時期になると、部屋が19℃では寒く感じるようになった。
ストーブを点けるほどのことではないので、フリースを羽織るくらいで良い。
もっと寒ければ、火消し半纏がある。背中に「め」と書かれたヤツで赤黒に染められた、内心で自慢の一着だ。柔道着のように重みがある。
1月の出初式で消防団が着ているアレだ。楽天で見つけてこっそり買った。

ところがコレを着たままでゴミ出しでもした日には、ご近所さんの視線が集中する。
それも路上からではなく、各家庭の窓をそっと開けて。
台所だったりトイレだったりする窓を少しだけ開けて近所じゅうが(何者だ?)と見る。

少し長めの火消し半纏を着たボサボサ頭の男が、ゴミステーションで何やらゴソゴソやっていると、ほとんど「変質者」。

「だからソレ着て外を歩かないでって言ったじゃないの」

いつも女房どのから叱られる。
わかっちゃいるんだが、ついうっかりと。

「今日はちょっと出かけて来るから、コレ食べといて」
そう言って手渡されたのはほっともっとの弁当だった。

やっぱり大きな釜で炊かれたご飯は美味しい。
二人暮らしだとせいぜい3合だ。
むしゃむしゃ食べながら、ふと容器のフタを見た。
容器がプラスチックだの、箸が何だのとは書いてあるが、添加物とかアレルゲンとかの記載がない。

「あれ?」
たしかコンビニで売っている弁当には、やたらこまごまとした食品添加物の表示があったはずなのに、ほっともっとはコレで良いの?
「目の前で調理するから」と言っても、ほっともっとの調理場なんて客からは見えないんだし弁当は弁当だよな。
ファミレス同様に「注文制作だから」なの? それで表示義務が免除されるの?
何か変だぞ。

食品行政の縄張りはどういうふうに引かれてるんだろう。
ま、良いか、この塩サバは美味いから・・・って、そんな問題じゃねぇだろっつの。





絶対安静

しばらく軟派だったので、久しぶりに硬派な記事を。

南米を歴訪中だった韓国の朴大統領が27日早朝に帰国したが、過労から来る胃けいれんと咽頭炎のために絶対安静と診断された。
これを受けて辞意を表明していた李完九(イ・ワング)首相の辞表を受理する日時が送れる可能性が出て来た。
(聯合ニュースより)

ひねくれ者の私はこの事案について二通りの見方をしている。

ひとつはこうだ。
韓国の政治経済の劇的な転換が始まるという予想だ。
大統領が治療入院し、裏金問題が発覚した首相も実質的なボイコット状態にあるとすれば、最大野党である新民主が活気づかないはずがないからだ。
いみじくも日本のかつての首相だった小泉純一郎が言った「ぶっ壊す」が、いま韓国で始まろうとしているかも知れない。
これは何を意味するかと言うと、李明博時代の資源外交の裏の部分が明らかにされることで、李明博本人はもとより、朴大統領の周辺や韓国国内の財界などに激震が走るという予測が成り立つ。

そもそも韓国経済は末期症状に陥っていて、一般国民と財閥系の格差が限界以上に広がっている。
国民の不満は沸点を超えた。
このまま朴政権が続けば、タバコは二倍に値上げされ増税の嵐が国民を襲うとされている。
国内の金融機関の株式の過半数が外国資金で占められているために、韓国経済を維持しようとするベクトルは財界からは得られない。
日本の金融緩和でジャブジャブになった円が、消費者金融という姿で韓国国民を縛っている。
日本で借りた資金を韓国人に高利で貸せば、金利を払っても笑いが止まらないほどの利益が出る状態が今の韓国市場なのだ。
悲しいかなその消費者金融のほとんどが、実は在日系の組織だというから酷すぎる話だ。
「過払い金は戻って来ます」と法律事務所は言うが、それはあくまでも日本国内のことであって、裁判沙汰を嫌った金貸しは半島に行った。
もう韓国という爆弾の導火線には火が点いている。

この爆弾が近く爆発すれば、どのような被害が日本に及ぶだろう。
いろいろなことが予想されるが、もっとも言えることは「難民」が押し寄せるだろうということだ。
日本はいま、徹底した嫌韓の流れに入っているから、当然これらの「難民」に抵抗するだろう。
しかし大陸ではない日本列島にやって来た「難民」たちは命がけでしがみつこうとするだろう。
ここで「自称被害者」と「仮想加害者」が逆転する。
つまり「難民」が暴徒化する危険性があるわけだ。
火病という基礎疾患を持つ朝鮮民族は、暴れ出すと手が付けられなくなる。

そして無政府状態に近い姿になった南朝鮮を放っておく国はどこにもない。
北も中国もロシアもアメリカもそれなりの動きを見せるだろう。
大ドンデンガエシの幕開けだ。

もう一つの見方とすれば、朴槿恵の仮病という角度だ。
首相が辞意を表明したのは彼女が南米を歴訪している時だったのだから、帰国直後に議会が大混乱することは目に見えていたはず。
朴は飛行機の中で必死に善後策を練っていたに違いない。

そして、この「絶体絶命」を乗り切る方法は、もはや韓国国内には見当たらないと気が付いたとする。
つまり外交的な助け船にすがる手段だ。
しかし日本へは「1000年恨む」と言ってへそを曲げられた。
アメリカからも「いいかげんにしろ」と叱られた。
ロシアのプーチンはウクライナとギリシャの方ばかりを向いている。
残るは中国しか無いではないか。
習主席との極秘会談の必要があり、数日の間雲隠れできる時間的余裕がほしい。
仮に前大統領に協力を求めても、命がかかっている李明博は断ることができない。
中国へ傾いていた韓国政府が、一気に中国へ倒れ込む可能性が出て来る。
ただし、見かけだけとは言えども韓国は一応の民主主義の形をとっている。
それが中国に倒れ込むと言うことは、社会主義に代わるということを意味していて、香港の民衆が騒いでいるように韓国の民衆もまた蜂の巣をつついたような騒ぎになるだろう。

どっちに転んでも、朴槿恵の「絶対安静」は他人事(ひとごと)では済まないようだ。


皆さん、ご機嫌よう。




野良犬

私がまだ飼い犬だった頃、毎月この時期になると、誰ともなく「帰りに一杯やっか?」と言い出して、立ち飲みのおでん屋の暖簾をくぐる。ゆで卵一個でコップ酒一杯はゆける。

つまりふところが寂しいので、レモンを添えたから揚げを出してくれるような店には行けなかったのである。

毎月、25日の数日前のこと。



しかし、晴れて自由の身になったわけだが、実際のところ「飼い犬」から「野良犬」になったわけであって、何日であろうと何時であろうと、コップを手にしたところで誰からもとやかく言われる筋合いはなくなった。

ただし、自分なりに気が引ける。

天下御免とは言ったものの、自堕落な暮らしをするわけにもゆかぬ。

ところが、男やもめに蛆がわくとは良く言ったもので、毎日剃っていたひげも、二日に一度になり、三日に一度になった。

最近では、芸能人やスポーツ選手などがひげを伸ばすのが流行っている。

伸ばすと言っても伊藤博文のようなひげではなく、いわゆる無精ひげというやつだ。

私も野良犬になった当初はおもしろがって伸ばしたものだ。

ところが皮膚に湿疹が出来て、鼻の下にオロナイン軟膏を塗るハメになった。ありゃ臭いんだ。

行き付けの床屋のオヤジから笑われた。

人間の皮脂を餌にするダニが居るらしく、無精ひげを放置すれば3人に1人はこいつにやられると言う。毛穴の中に棲みつくから、なかなか退治が難しいらしい。

芸能人らは、それなりに美容院などで手入れをしているとかで、素人が真似をするもんじゃないと叱られた。

うちの近所の猫の方がよほど綺麗にしてもらっているのかも知れない。

ダニよけの首輪とか、どこかに売っていないだろうか。



今日も一日が過ぎて行く。

あ、目やにが付いていた。



韓非子

このところイオンやサントリーや日本マクドナルドなどの失策をあげつらって来た。
それは韓国の李明博政権や朴槿恵政権の失策への指摘とも共通している部分がある。
もっと言うならば日本のメディアにも似たようなことがたくさん起きている。

これらに共通するのは何だろうかと考えた。

若い頃に読んだ一冊の本があることを思い出した。
本棚で埃まみれになっていたのを取り出して来た。
引っ越しの際に段ボール箱から移動させられて、そのままになっていたものだ。

題名は「韓非子」、カンピシと読むが韓国の書物ではない。
秦の始皇帝の時代の、戦国時代の中国古典だ。
原本は五十五編もある膨大なもので、我が本棚にあるのはただの入門書でしかない。

この韓非子の全体を形造っているのは「人間は利益によって動く動物である」という哲学だ。
この書物に一貫している思想は、現代の中国社会を理解する時に非常に参考になる。

しかし人間の基本部分に触れたこの哲学は、現代の日本人にも韓国人にも共通していると言える。

ここにこのような一文がある。
「貪愎(たんぷく)にして利を好むは、則ち国を滅ぼし身を殺すの本(もと)なり」と。

現代語訳するならば、欲に目がくらんで利益ばかり追求すると、国も自分の身も滅ぼすことになる、といった意味になる。

「人間は利益によって動く動物だ」と言った割りには、何故か謙虚ではないか。
ところが韓非子が言うには、本当の利益とは持続性を持たなければ意味がないと言うことを教えている。

株式会社の決算報告は、年度ごとに出されるものであって、韓国の大統領の任期でさえが5年と決められている。
その限られた期限で「結果」すなわち「利益」を出す必要に迫られている。

ところが韓非子は「それではいかん」と言っている。

この書物は奥が深すぎて、到底私ごときの手に負えるものではない。
ただ、道元禅師の「正法眼蔵」のように、香りだけでも触れる価値があるように思う。

今宵は、懐かしくこの本を開いてみようと思う。

『人を雇って野良仕事をさせるとき、主人が雇い人に出す食事や報酬を惜しまないのは、別に彼らを愛しているからではない。そのようにすれば、雇い人が鍬打ちや草刈りに精をだし、能率良く働いてくれるだろうと思ってするだけの話なのだ。
 また、雇われた側のものが仕事に精をだし、せっせとあぜ道を直したりなんぞするのも、別に主人を愛しているからではない。そのようにすれば、与えられる食事や報酬がよくなるだろうと思ってするだけの話なのだ。
 このとき、主人が雇い人を使うのに親子のような恵みがあり、しかも雇い人の方も与えられた仕事をしっかりこなすのは、それぞれそうすることが自分のためになると思っているからである。
 だから、人が何か事業を行ったり施しをする場合、相手にも利益があるようにと思ってやれば、親しくないものとでもうまく付き合える。
 しかし、相手に損害を与えてでもと思ってやれば、親子のように親しいもの同士でも仲たがいし、うらむようになる。』


皆さん、お休みなさい。またね~



朴政権 大炎上

韓国の朴政権が大炎上している。

李明博政権時代の資源外交によって巨額の資金が行き来したが、裏金を横領したとの容疑をかけられていた建設関連会社「京南企業」の会長・成完鐘(63)が自殺した。
この容疑者、自殺する前に朴大統領の側近らに裏金を渡したと報道機関に証言していたことから、大統領府が検察に徹底捜査を求めている問題だ。

成会長は自殺する前に、朴現大統領の選挙事務所幹部を務めた現職与党議員と、朴大統領の側近2名の名前を裏金の提供先として京郷新聞に話しており、自殺遺体のポケットからもこの3名を含む8人の名前が書かれたメモが見つかっている。

さらにこの裏金疑惑を受けて朴政権を支える李完九(イ・ワング)首相が辞意を伝えた。
韓国の首相は2014年のセウォル号沈没事故を受けてチョン・ホンウォン氏が引責辞任し、後任に選ばれた2名に過去の言動を問題視されて就任できず、今年2月になってようやく李氏が着任したばかりだった。


一方、少し視線を転じたいのだが、日本と北朝鮮の間で、拉致被害者問題が急速に展開したのが2014年の5月のことだった。

しかしこの拉致問題の解決に積極的だったのは実は2013年12月に粛清された張成沢(チャン・ソンテク)氏だった。
張氏はケソン工業団地などで南朝鮮との経済交流などにも積極的で、中国との経済貿易にも深く関わっていた。
だから張氏が拉致問題を引き合いに出して日本をテーブルに着かせることによって、経済制裁の解除や経済交流なども視野に入れていたはずだった。

このことは金第一書記も利点を理解していたことではあったけれど、経済対策で張氏が各国との交流で独走状態にあった点に危機感を感じたのだろう。捕まえて殺してしまった。
そして、張氏の手法を奪った金は自分のアイディアであるかのような態度で『ストックホルム合意』を持ち出した。

北の狙いは経済制裁の解除と朝鮮総連本部の維持だったが、その代償を『日本人妻』のリストと終戦時の遺骨だったことから日本側が反発し、「拉致被害者の生存情報を持って来い」と突き放して松茸事件に絡んで総連幹部の自宅を家宅捜査などして北の態度を硬化させている。
つまり北には拉致問題を解決する考えなど始めからなかったことが予想される。(張氏がどうだったかは別として)

この張成沢氏の粛清の前と後とで、半島情勢が激変したように私には思える。
南の朴大統領は、2012年8月の予備選挙に続く12月の本選挙で当選し、翌2013年の2月に正式に就任している。
ただしこの2012年12月の選挙において対立候補と接戦だったことを覚えておく必要がある。決して「圧勝」ではなかったのだ。

時系列で追ってみよう。

①朴の当選が・・・・・・・・・・・・2012年12月
②朴の就任が・・・・・・・・・・・・2013年 2月
③張成沢の粛清が・・・・・・・・・・2013年12月
④セウォル号沈没事故が・・・・・・・2014年 4月
⑤日朝間で拉致問題が急展開したのが・2014年 5月
⑥京南企業会長の成完鐘が自殺したのが2015年 4月
⑦李完九首相が辞意を表明したのも・・2015年 4月


どうにも南の政権が北の揺さぶりを受けているように見えて仕方がない。
それも張成沢氏の粛清以後で加速している雰囲気がある。

自殺した会長のポケットから裏金を渡した相手の名前が書かれたメモが出て来たというのも「出来過ぎ」のように見えるし、だとすればこれは自殺ではなく他殺なのかも知れない。
北の揺さぶりだと仮定すれば、拉致問題で行き詰まりを見せている日本へも向けられた揺さぶりなのかも知れない。

日本国内では、拉致問題こそあるものの、多くの問題は北の「苦し紛れ」という部分がある。
総連ビルの問題にせよ、朝鮮学校の補助金打ち切りによる経営難、あるいは経済制裁。
どちらかと言うと揺さぶられているのは北の方なのかも知れない。

しかし南はと言うと、最終段階に来ているような気がする。
もちろん経済危機は自ら蒔いた種なのだが、様々なスキャンダルは北の工作である可能性が高い。

金大中と廬武鉉の両政権が太陽政策を実施したのに対して、李明博と朴槿恵がこれを否定している。
だからなのか李明博を起源とするスキャンダルで朴政権を破壊しようという動きがある。
だから朴政権が傾けば、李明博前大統領もただでは済まなくなって来る。

そして上記で思わせぶりな書き方をした朴大統領の当選状況。
接戦だったと申し上げた。
つまりリコールしやすい状態にあるわけだ。
財閥系の力が弱まり、一般庶民の生活上の不満が沸点に達すれば、起こるべきことが起きて来る。

そしてそれは、誰でもなく北の利益に直結するのである。

ほら、つながっちゃった。

北が、竹島や靖国などの問題で、日本へ擦り寄ろうとする動きを少しでも見せたら、その時がXデーであるような気がする。
「敵の敵は味方」という方法を執れば、南を挟み撃ちにすることができるからだ。
「拉致被害者」というカードをこのタイミングで切るならば、効果は絶大だろう。

その時、日本国民は北へつくのか、南へつくのか・・・・




巨額の赤字を出す企業

ビジネスジャーナルの4月21日の記事を読んで驚いた。
我が女房どのが仕入れて来た情報は、やはり当たっていたらしい。
何のことか? マクドナルドのことである。

シェアーズカフェ(株)の代表取締役社長、ファイナンシャルプランナーの中嶋よしふみ氏の記事「マクドナルドの原価を調べてみた」という記事だ。

これによると、日本マクドナルドHD(ホールディングス)が発表したところでは2年連続の赤字が出ており、本社社員を対象に100人の早期退職者を募集する一方で、不採算店舗131店を年内に閉鎖するとしたらしい。
そこで中嶋社長が計算したマクドナルドHDの、有価証券報告書に基づく、商品価格の販売単価から材料費と人件費と賃料などの原価を合計した「原価率」を見てみると、2013年が89.3%、2014年が93.2%、2015年が96.1%だというのである。
さらに「営業利益」を算出するためには、これらの原価に加えて商品開発コストや本社人件費、広告宣伝費などの販売管理費を加算しなければならない。

つまり粗利が10%を切っている状態で販売管理費が乗って来ると、当然のように赤字決算になるということになる。
しかもマクドナルドの売り上げは2000億円を超えているために、赤字が出ると巨額の数字になるということである。
2015年12月期の見込み赤字額は250億円。

国内最大手ということは企業規模がそれだけ大きいという意味であり、損益分岐点が高くなる。
稼働率が勝負のビジネスは儲かる時と損する時の落差が激しいと中嶋社長は語る。
まるで沈没したセウォル号の重心の高さの話のようだ。

記事では多角的なマクドナルドの利益率の低さの原因が述べられているが、二代目であった原田社長がアメリカ本社から指示された「利益率アップ」という課題を直営店からフランチャイズ化による「営業外収入」で得ようとした点にも触れている。
先のブログでご紹介した女房どのの友人が言っておられた話と重複する。
直営店時代のベテランアルバイトが、フランチャイズ化したオーナーの元を去ったという現象が取り上げられている。

武田信玄は言った。
人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり、と。
初代の藤田さんは知っていたようだが、原田さんは知らなかったらしい。
100名もの早期退職者を募集するとなれば、石垣が崩れても不思議ではないだろう。
いや、顧客という「早期退職」はすでに現れている。

記事の後半で筆者は言う。
健康志向の時代にマクドナルドの商品は合わなくなっているという指摘がある、と。
そもそも健康面が気になる人はマックには行かない、とも言われている、と。

言えている。
ハンバーガーとトランス脂肪酸で揚げられたフライドポテトを食べながらコーラで流し込む。
それで肥満化したアメリカ人の後を追う日本人。

好物だったとしてもせいぜい週1程度にしておくべきだろう。
いや待てよ、来週にはあの店、なくなっているかも知れないぞ。

まるでどこかの大型スーパーを見ているようだ。



皆さん、ご機嫌よう。





優れた日本の文化

厄年とは数えで男性の場合が25・42・61、女性だと19・33・37・61歳となる。
間違いやすいのはこれらは数え年であって実際の年齢(満)と食い違うという点だ。

これらの年齢を「本厄」と呼び、その前年が「前厄」、「本厄」の翌年が「後厄」となる。
「厄」というのは「役」が転じたものであって、寺や神社の「役」を務める年齢に達したことを意味していた。

寺や神社などといった宗教施設の仕事をすることから、ひいては「災難や病気から守護してもらう為」という理由づけで「厄払い」といった意味合いがついたという説があるが、これは逆だという説もある。
年齢ごとの節目に体調の変化や環境の変化が起こりやすいので、神仏に関わった方が良いとする説だ。

しかし最近では、菩提寺を持っている人は少なくなったし神社の氏子になる人も減った。
祭りバカという人種がいて、やたらあちこちの神輿をかつぎたがる輩がいるが、「氏子ですか?」と聞けば「よそ者です」という返事が返って来たりする。
「祭り」とは「祀る(まつる)」から来ている言葉で、ただの遊びではない。
ただ、芸能人の発祥が「神仏へ芸を奉納する」行為から来ていたものが、いつしか公家らの座敷遊びへと変化したことから、奉納と遊びの境目がわかりにくいものになってしまった。

今でこそ相方の頭を叩く芸風があるが、神社への奉納であんなことをやったらつまみ出されてしまうだろう。
だが、それとは別に「粋(いき)」というものがある。
今風に言えば「ダンディズム」だろうか、それとも「美学」だろうか。
これは公家にも武家にもそれぞれに見られる。
この「粋」な生き方は、ゆとりがなければできない。
しかしこのゆとりとは物質的なことではない。
貧しくても「粋」な人はいるものだ。
東日本大震災の時、避難所で配給のおにぎりをもらうために整然と並んだ日本人の行列。
あの動画を観た世界中の人々が驚愕したという。
「奇跡だ」とか「ワンダフル」だとか評価されたが、私はここに日本人の「粋」が出ていたように思う。
略奪が起きなかったり、暴動が起きなかったりする日本人は、「民度が高い」とか「行儀が良い」とか言う前に、「粋」を知り「恥」を知っているからだろうと私は思う。
スーパーのレジの行列の中で、商品のポテトチップの袋を破って食べながら待っているどこかから来た観光客。
彼らに「恥」という意識は皆無だ。

「厄年」の話に戻ろう。
様々なサイトが厄年について解説をしているようだが「25歳の男性は会社勤めに慣れて来て、無茶な行動に出やすくなる」だの「満の60は定年の歳だから収入や生活環境が変化する」だのと知ったかぶりで書いてあるものがある。
しかし考えてみよう。年齢を数えで表現するような時代の日本人が、「25歳のサラリーマンはどうだ」の「60で定年だからこうだ」のと言っていただろうか。
奈良時代頃から始まった男子の成人式を元服と言ったが、おおよそ数えで12歳から16歳のことだった。
この頃の新生児の死亡率は高く、子供が順調に育つことは喜ぶべきことだった。だから七五三という儀式が残った。
その延長で考えると、人間が60歳(数えで61)まで生きることは非常に長寿だとされていて、サラリーマンが定年を迎えるようなレベルのことではなかったのである。

過去に還暦の話題に触れた記事を書いたことがあるが、子丑寅卯・・・と続く十二支(じゅうにし)と、甲乙丙丁と続く十干(じっかん)を組み合わせてゆくと数えの61歳で生まれた年の十干十二支に戻ることから「還暦」と呼ぶようになった。
甲乙丙丁・・・というのは「こうおつへいてい」とも読むが、「きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・・・」とも読む。
ここで「え・と・え・と」と続くので十干のことを「えと」と呼ぶようになった。
「ね・うし・とら・う」という十二支のことが「えと」なのではない。
ちなみに2015年である今年は「乙・未(きのと・ひつじ)」である。
兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場、あれは1924年に竣工したものであって、その年が大正13年で「甲・子(きのえ・ね)」だったことから「甲子園」の名がつけられた。

さらに12種類と10種類の組み合わせができるのならば、120種類になるではないか、どうして120ではなく60で還暦なのかという疑問が浮かぶ。
これは12と10の最少公倍数が60だからだ。

そして「61歳で一巡するはずなのに、どうして60歳が還暦なの?」という疑問は簡単だ。
数え歳だと人は1歳からスタートするが、満年齢だと人は0歳からスタートする、ここに1歳というズレが生じることになるわけだ。
1階ホールからエレベーターで4階まで上っても、それは3フロア上ったことにしかならない。
4フロア上がって4階に着くためには地下1階からエレベーターに乗る必要がある。まぁそんなことだ。

おやおや「厄」の話からまた逸れてしまった。
別の機会にしよう。


皆さん、ご機嫌よう。





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